月別アーカイブ: 2007年9月

明日から衣替え

 この季節、体感しているのは水の冷たさ。
 
 サラリーマン時代、住んでいたおんぼろアパートでは、風呂が沸くのに40分かかった。となると風呂に入ろうと思うと40分無意味に待たなければならない。この無意味な時間がもったいないと思った。あれこれ考えて、思い付いたことは風呂を沸かしている間に走ろう!ということ。そのため、25分のランニングと15分のストレッチで無意味な時間を節約できた。ところが、そんな生活を続けると、風呂を沸かしている間に自分が事故でもしたら、帰らぬ主人を待つ風呂釜は空焚き→炎上→火災。となってまことにまずい・・・と思い始めた。しかし、風呂を沸かさず、単に走っているだけなら、家に戻ってから無意味な40分をすごさねばならない。かといって風呂釜に火をつけてほっておくわけにもいかん・・・。・・・。入浴と運動を同時に解決できないだろうか。・・・。

 そこで思いついたのは逆転の発想。「そうか!水を温めないで、体を温めて、風呂の変わりに水を浴びよう!(ちなみにおんぼろアパートにはもちろんシャワーはない)」それなら、入浴と運動を同時に解決できる。

 思い出した!僕が学生のときに大学の先生のところにやってきたタイ人の教授は、僕が給湯の説明をしなかったばかりに、寒い季節朝から水シャワーで元気にしていたではないか!(あとから詫びて説明したら、なになに、水のほうが僕は好きだといわれ幸いだったが)。同じ人間だ、冷たいと思うからあの刺激がつめたいのだ。あの刺激を気持ちいいと感じるようにするのだ!と自分に言い聞かせ、朝晩の水浴びで風呂の代用にしてみた。

 そんなことをしていた2年の間、いろいろ実験したが、僕の肌では水浴びできる期間はゴールデンウィークから9月下旬。そう、今頃が最後。これ以降になると水は冷たさ3倍。もちろん、水道の水でそうなのだから(実際は浴槽に水をためて室温に近づけていたが)、長良川の水なんて論外。この季節は冷たすぎる。

 ところが、今日気温が20度前後だった小雨の長良川。うちの若い衆を長良川のラフティングに派遣した。彼らはウエットスーツを持っていない。まぁ、ラフトがひっくり返ることはないだろうと思っていたが、実際はひっくり返り、この長良川で泳いだそうだ。しかし、彼ら冷たかったなどと文句も言っていなかった。なんとワイルドなやつらだろう。明日から衣替えだというのに、この季節・この気象条件で川で泳いで平気でいるなんて・・・。

 ところで、いつも思うのだが、春から夏になり気温が上がっていくのはジックリしているのに、夏から秋になるのは坂道を転がるように一気に寒くなる。そんな気がしてならないが、統計的には春から夏、夏から秋の気温はサインカーブで移行しているようだ。季節と感覚というのはおかしなものだ。この季節いつもそう感じる。

野口健

 今日近所で、野口健の講演会があったので聞きにいった。

 昔彼の輝かしい登山記録にはまったく関心がなかったが、山登りのキッカケが「植村直己」の『青春を山に駆けて』ということを「徹子の部屋」で知ってから、ときどきマスコミに露出する彼の行動が気になり始めた。というのは、私も「ウエムラー」だからだ。植村直己さんの登山よりも彼の生き方、ストイックなところ、献身的さ・・・、そんなところに少しでも近づけたらと私は今も思っている。ある意味、彼は私のゴットである。ちなみに別のゴットも存在する。ジャッキー・チェンだ。まぁジャッキーの話は別に譲るとして・・・。

 今日の講演で改めていろいろ考えさせられた。もちろん、人が6000m、7000m以上にいくとどうなるのかという生の声を聞けたこと。また彼がやっている清掃登山の背景、それに「涙がでたいい話」・・・。いろいろあったが、先日の水難救助の受講や今回の講演。あらためて自分の身に振り返って考えてみると、話の内容や、余談、話し方、笑いの演出、・・・、とても参考になった。(随所にさりげない効果的な演出の行動や言動があったかと思う)

 
 いままで、講演を聴いたり、研修をうけても、聞くこと受けることにしか視点がなかったが、ここ一月くらいは新しい脳細胞でも誕生したのか、いつもと違う視点に関心がいく・・・。僕はもうじき脱皮でもして、セミの幼虫(私の地元ではドンゴといっていたが)がセミになるように、なにかパワーアップするのだろうか?
 それとも活発な活動をしていた芋虫がサナギになるように活動を停止するのか。

 おそらく、後者だろうけれど・・・。そしてサナギのまま鳥に食べられ日の目に当たらず・・・。まぁ、考えただけでも恐ろしいが、最近いつもと違う感受性が芽生えてきたことは、素直に喜ぼう。

 これからもいろんな話を聞きにいき、自分のパワーアップに勤めようとおもう雨の土曜日。

10月は『縮み志向の日本人』の著者「リー・オリョン」さんの講演を聞いてきます。彼の話を一度、京都の「日本文化研究センター」で聞いたことがあるけれど、大変面白かったので、今回は新しい目で、再び彼の話を聞こうっ!

季節の変わり目

 通勤25キロの道のりを原付で通勤し始めてもう半年経つ。思い返せば厳冬期にはじめた原付通勤。寒がりの私。だが、気象条件が厳しくなればなるほど、それに挑みたくなり毎日小冒険をしているようで楽しい原付通勤。もう半年以上つづいている。
 原付通勤が車通勤と大きく違うことはいろいろあるが、大きな違いの一つが感じる町の匂いだ。車だと匂いはとりだてて変わらないが、原付は1m進むごとに気温も臭いも違う。

 さて、原付通勤始めた冬、通勤途中にとても甘い匂いが立ち込めていた。わたしは勝手に匂いの元は目の前にある工場をガム工場にして、妙になっとくしていた。そんなガム工場、最近あまり甘い香りがにおわない。あれぇと思った。

 けれど今日その工場の横を通ると、あの冬にかいだ甘いガムの匂い。そうか!風向きが変わったんだ!北から南へ南下しているとき、工場は西にある。秋は西風、春は東風。夏は南風、冬は北風。そうか、季節は一回転しようとしているのだなぁ~。

 稲刈りの後の穂をやく野焼きの匂い。そんな匂いを原付で感じながら変わってゆく季節をしみじみ感じた、9月28日だった。

回想 水難救助(急流・洪水での)

licenseこれが水難救助のライセンス。4年前はこれの入門版の資格を持っていたけれど、今回はタフさが大違い。実践的でいろいろ勉強になった。また人に教わる(講義や実習を受ける)ことを久しぶりにしたけれど、自分の行う講義や実習での学びにもなった。今度は密かにねらっている資格・免許もあるのでそいつをゲットしたいと思うけれど・・・。しかし、いつになることやら・・・。

riverしかし、思い返すは消防士の方の「心意気」。晴れ上がった秋の空のような透明感と行動力を持った人たちばかりでした。

水難救助3日目

98cc5eaa.jpg 今日が水難救助の3日目。朝から、写真左上のとおり日が暮れるまで、in Nagaragawa。
 昨日は適温と感じた水温も、今日はうってかわって冷たい(>_<)。しかし、そんなことは気にしてもらえず、「ハイ、ここからあそこまで泳いで!」と講師から。  今日、発見だったのは時々急流で流木などが岩と岩にひっかていることがあるが、そこに人間が引っかかったら、水圧を受けて身動きが取れないばかりか、下方向に引きずり込まれ、たとえ流れが緩くても脱出が極めて困難ということ。  また講習の中で、ラフトボートの操船を任されたが、頭では何をどうしたらいいのかわかっても、とっさの判断と指示ができないので、ラフト操船の反復練習も大いに必要だということを感じた。まだまだ名実ともにライフセーバーになるには、試練の精進が必要だと感じた。 なお、今回うけた講習は
http://www.srs-j.co.jp/

のスイフトウォーターレスキューテクニシャン・レベル1クラスです。

なかなか、タフな3日でした。

水難救助2日目

25a13893.JPG 今日は写真のようなホワイトウォーターと呼ばれる瀬で、救助訓練とロープワークの講習でした。ホワイトウォーターの中で流される(救助される側の)役割をしたとき、尾骨を水面下の石でしこたま打った。今もケツが痛い・・・。ズキズキする。
 しかし、受講者12人のうち10人は筋骨隆々の若手消防士達。彼らは、まことに頼もしい。どんなに条件が厳しくとも、颯爽と激流に飛び込む。彼らがわれわれ庶民の生活を守ってくれている。感謝!!!

秋の虫 新種発見!

 っしゃぁっせぇ~~。っしゃぁっせぇ~~。とその虫は鳴いていた。すぅいーっちょん。すぅいーっちょん と羽をこするキリギリスと同じリズムで鳴いていた。交尾相手へのアピールだろうか?
 その虫を岐阜市郊外で発見した。まだ田園風景が残る都市部からちょっと離れたところ。特徴的なのは、そこが大駐車場に隣接し、人通りがかなり激しいということだ。ベビーカーを押すファミリーが行きかい、ズボンを緩くはきパンツを半分見せたピアスの少年達が闊歩する。もちろん、カップルや仲良し友達で連れ立つ若い女性達も少なくない。そんな人々が往来している脇で、その虫は鳴いていた。すぅいーっちょん。すぅいーっちょん のリズムに乗せ 「っしゃぁっせぇ~~。っしゃぁっせぇ~~」・・・、「いっしゃせーぇ」「いらっしゃいませぇ~」・・・。一定のリズムで・・・。

 おいおい、兄ちゃん。もうちょっとお客の動きをみて「いらっしゃいませ」といったらどうだ。ショッピングモールのある店の前で思った。しかし思い返せば全国どこにでもいる。新種ってこともないかぁ~。
 あなたの街にもいませんか?

新兵器

726872d7.jpg 新しい仕事を開拓するため、いま動画編集というものにチャレンジしようと思っている。それでいまいちよく判らないまま無理してアドビのCreative Suite Master Collectionというソフトを買った。入っているソフトが多すぎて、一体なんのためのソフトか分からないものが多い。まずはその中のAfter Effectという動画編集ソフトに取り組んでみようと思っている。
 一方、ビデオも新調した。新調してみると付属品が気になり、よーーーし、この際!と思って防水ケースも購入した。これで雨だろうが、雪だろうが、水の中だろうが映像が取れる。いまは早く川に潜って魚の動画を取ってみたいと思っている。

神様が与えた試練はなんだろう

 今から一週間前、この夏たてた3つの目標のうちの一つを達成できなかったので、望遠鏡の購入をあきらめた。わりと肉体的に苦しい毎日を送っていたが・・・。ところがあれから1週間。その後の運動は土曜日の金華山と月曜日の12キロ走だけ。
 今日いつもより遅い晩飯で、晩飯直後に風呂に入った。この場合普段は体重が重くなっている(いつも体重は風呂上りに量っている)。ところが、どうだ。今日は62キロ。昨日は60.6、三日前は・・・。どうやら体重のベースは62キロを切ってきたようだ。

 なんと、神様は意地悪だろう。望遠鏡ギブアップは何の試練だというのか・・・。

 しかし、思いあたらないことがないわけではない。この一週間で変わったこと。4月以来、数年前のテレビで運動後のオレンジジュースは疲労回復によいということを聞き、3日で2リットル近くのオレンジジュースを飲み続けていたが、とうとうそれも半年で飽き、冷蔵庫からオレンジジュースが一掃されたこと。もしかして、そのオレンジジュースのカロリーがこのところの体重の減り具合にブレーキだったのか?_