今日は、今年で7回目の「日本国際協力センター JICA」の研修の講師をした。今年もいろんな国から来た人が私の職場に来てくれた。
アルゼンチン・ミャンマー・パレスチナまでは世界地図のどこにあるのかわかる。しかし、グアテマラ・マケドニアとなると位置が怪しい・・・。ところが、ブルキナファソ・バヌアツとなると、申し訳ないけれど、そんな国があったのか!という私の無学さをさらけ出すこととなる。とほほ・・・。恥ずかしい。
しかし、自分のこの目で見たことのない国がこの世に存在して、そこでも自分が感じていると同じような他の人の喜びや悲しみの舞台があるだなんて思うと、なんだか気分が楽しくなる。子供のころ、離れて暮らすばあちゃんの家にいったとき、一人ちょっと路地裏に入り、そこに知らない人が生活する様を見たときの、あの新鮮な感覚がよみがえる。いまでも思い出すあの映像。もう35年くらい前の映像もしっかり私の脳裏に焼きついている。年をとれば自分の縄張りが広くなった分、あの新鮮な驚きを感じる機会も少なくなった。しかし、毎年一年に一度この研修の時には、あのばあちゃんの家の近所で感じた新鮮な驚きを思い出す。