新鮮な「飲み会」

bc12112a.jpg 8月・9月のこのブログの中で「異文化コミュニケーション」という記事を書いた。今日は、2008年度の「異文化コミュニケーション」のための「アイデア出し」をするため、「異文化コミュニケーション」の研修を企画している名古屋大学の先生と昼から打ち合わせをしていた。

 かねてより、そういった打ち合わせをするときは名大の先生が美濃まで足を運んでくださると言うことだった。しかも、打ち合わせが終わったら、その足で「うだつの町並み」の中に消え、いっぱい飲み屋に行こうということになっていた。しかし、リアルに考えると私は美濃にすんでいない。岐阜市に住んでいる。美濃でアルコールが入ってしまえば、どこか美濃で泊まるか、えらく時間をかけて公共交通機関で帰らねばならない。そこで、打ち合わせの3日前に先生に「不順な提案をした」。岐阜市内で会議室を借りますから、打ち合わせは岐阜市で行い、そのまま岐阜市で夜の街に消えていきませんか?それなら、帰りもお互い便利だし・・・。先生は私の不順な提案に賛同してくれた。

 というわけで、岐阜市で会議室を借り(写真の会議室:半日1300円)、そのまま夜の街にくりだした。

 酒を飲むことは飲むけれど、だいたい一人で飲んでいる。店屋で飲むのは苦手だし、大勢で飲むのは嫌いである。しかし、今日は一対一。これなら望むところ。この夏の途上国の方々を招いた私の専門分野の研修プログラム全体構成の相談を受け(私はその一部を担当しているに過ぎない)アイデアだしを行った。

 今日の収穫は飲み会である。久しぶりに「純粋」に酒をおいしく飲めた(と思う)。というのは、前も言ったが「貧しい国と富める国との格差の問題(南北問題)」を私は日ごろからライフワークとして考えている。一方、名大の先生は「アフリカの食料事情に何か貢献したい!貢献できれば研究者冥利に尽きる!!!」と情熱をもって仕事に取り組んでおられた。その情熱にすくならず共感し、「グラッ」ときた。なので私も素性を明かすべく日頃から常に考えている「自説を僭越ながら披露」したくなって、意見をぶちまけてみた。50代半ばのその先生は酔っているにもかかわらず、私の話に耳を傾けてくれ、二人大いに意気投合した。

 あーーー、この感覚だよなぁ。職場にいるといろんな話題で盛り上がることもあるが、「この分野」の話をする相手はいない。そうするとフラストレーションがたまってくる。しかし、今日の先生との飲み会はそんなフラストレーションを払拭し、「さぁ、俺も次にがんばるぞ!」とエネルギーをもらえる飲み会となり、久しぶりに楽しいお酒となった。
 ようし、この人のためにもなんとか夏の「異文化コミュニケーション」の研修をよいものにしようと改めて思った。

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