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好きもの天国

山頂 待望の雪が金華山に降っている。自分の足跡だけが残る金華山登山を目指して、雪が激しくなってきたのを見計らって出かけた。ところが、この元旦早々、4人の「好きもの」に出会った。この雪の中の登山とは、アホちゃうか!と思いながら、自分ひとりだと思い込んでいた自分が悔しくもある。しかも、今日の人たちはつわものぞろい。4人のうち一人は「山屋」のようないでたち。しかし、2人は”傘さし”登山である。この傘は、以外にいいアイデアだと彼らに出会って思った。なぜなら、雪や雨が降ると合羽を着なければいけない。合羽を着るといつもより一枚服が多くなるので、熱い。これはマズイ。汗をかけば体が冷えて、いまは往復一時間だから汗をかいても風呂に入ればそれでいい。しかし、キャンプでの冬山登山を想定しているので、やはり服がぬれていては不愉快だ。となれば、金華山のように登山道が開けているところは、別に傘をさしていても不都合はない。
なるほど、こんど雪が降っていたら傘をさして登ってみよう。

岐阜城 しかし、ちょっとびっくりしたのは最後の一人である。年のころは10代後半。アイポッドをもって傾斜のキツイ馬の背登山道を”はぁ、はぁ”登ってきた。しかも、足元はジョギングシューズ。驚きは、ウインドブレーカーにハーフパンツ。あとで、彼の足跡を追ってみたら、彼の一歩の長いこと、長いこと。汗びっしょりになりながら走るように登っていたのだろう。僕の2歩が彼の1歩である。なかなか、あの若い衆やるのぉ~。と思った。ところが、頂上に近づいたら、彼の一歩と私の一歩がほぼ同じになっていた。なんだ、あの若者もばてたのか?と思っていたら、そこは階段。歩幅が同じになるわけだ。

少年 左の写真の真ん中に人影があるのがわかるだろうか。彼の姿を見かけ、あわててカメラを取り出しシャッターを切った!なんだか、雪男の目撃写真のようになってしまった。しかし、まずいことに、フラッシュがたかれてしまったため、少年は後ろのハゲオヤジが写真を撮ったことに気づいたことだろう・・・。