名古屋女子国際マラソン

先頭集団 今日、名古屋に用事を作り、岐阜から名古屋まで出かけて、名古屋女子国際マラソンの沿道応援にいった。もちろん、ゆくゆくはフルマラソンまたはトライアスロン参戦を狙う自分の気分を高めるためである。また、実物のQちゃん、弘山晴美、大南、坂本、原などの走りを実際に見たかったというのも正直なところだ。
 おにぎりをつくり、水筒を持って名城公園でのんびりくつろいで沿道に陣取る。ところで話は変るが、おにぎりだとか水筒だとかであるが、これはマイブームだ。お金を出せば今じゃどこでも飯は食える。水も取れる。けれど、エコというか、なんというか、自分の飯ぐらいは自分で完結する生活に近頃は憧れはじめた。弁当をもって飯を食うよりも、レストランで食事をしたほうが昔はカッコいいように感じていたが、いまでは逆。コンビニの弁当だってゴミがでるし・・・。そんなことで、エコでセコ(せこい)い、エコセコな毎日を送って見ようと近頃思い出している。(きっとヒマラヤの体験が大きいのだと思うが・・・)
 さて、話はマラソン。世界のトップと張り合う選手たち、早い!それが驚き第一号。驚き第二号はマラソン体形でない人でも早い人がいる。ぽっちゃりなのに・・・。そう考えると、やはり私はフルマラソにチャレンジすべきだ!そんなことを思った。顔を真っ赤に、片方の足をかばいながら、あえぎ声を上げながら42キロを走りぬく彼女たちのパワー。敬服だ。

高橋 陣どった場所は22キロ地点くらい。そこでは目の前を3回選手が走りぬける。そのなかに高橋選手の姿があった。先頭集団からはるかに送れ、もう北京の切符は手の届かぬところなのは確実だ。彼女を一目見ようと今年はいつもの倍以上の人が沿道に詰めている(僕もその一人)。だから彼女の走るところはいつも大声援につつまれ、彼女は声援の雲につつまれ続けていた。
 彼女を見ていたら思わず涙が落ちた。がんばっている姿が伝わってくる。理由をつけてリタイアしたっていいのだし・・・。けれど彼女はいまの順位を甘んじて受け入れ、ゴールに向かって走っていた。拍手と声援。なんだか高橋選手の選手生命の終わりを沿道の人が一体となって送っているように見えた。まるで、引退の花道のような・・・。そんな高橋選手の背中を見ていると、不景気でよい話題のなかったあの時代に、日本に元気と活力をくれたあの走りを思い出し、「ありがとう」の気持ちが湧き上がり、自然に涙が落ちる。
 さっき、インターネットで引退はしませんといっていたようだた、ともかく、一時代は終わったのかもしれないが、高橋選手ありがとう。納得するまでかんばってください。そんな気持ちになった。

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