進水式

d82f40e3.jpg 高い専門性はいまいちだけれど、器用さと発想と工夫が自分売りだと思っている。そんな私、来るべき(Xデイ)のときにあたえられたミッションは氷河湖の水深を測りまくり湖にためられた水量を推定することと、地形測量にある。そんなことで、このところ未知の分野である水深測量の方法から機材までいろいろ一夜漬けで調べていた。3月31日その機材はそろった。
 そこで、今日は九州出張の代休をもらい「操船練習」「船外機練習」「魚群探知での水深測量」に挑んだ。

 ところで、船であるが凍りも張っているかもしれないのでゴムボートではなく、アルミのボートを調達した。折りたたみできるタイプのものだ。一方、今回はNHKや日本テレビも同行するので取材船もこちらで調達した。取材船は湖のおいしい画がとれればいいから強度は不要と判断し、ゴムボートにした。そのゴムボートの調達での一コマ。ゴムボートメーカーに経緯を説明すると「調査船(私がつかうもの)は是非うちのゴムボートをつかってくれ、無償で提供する」とのお言葉をいただいた。定価は30万を越えるボートだ。ありがたし!といって頂戴した。

 今日はこのボートとアルミボートの両方の操船練習をした。ゴムボートだが、なかなかいい船だった。無償提供をいただいたので、プロジェクトの伝票には載らないから調査がおわったらくれないかなぁと思うほど・・・。船外機の扱いもおっかなびっくりだった。誰も教えてくれる人はいない。どうやってエンジンをつけて、どうやて停止するのか・・・。最初にエンジンがついたときは、かなりあわてた(すぐにエンストしてしまったが)。

 そんな、かんなで、ボートの操船と船外機になれたら、今度は、はじめての器械、魚群探知機に挑戦だ。いろいろ不具合かとおもえることがあったが、それも乗り越え、20年前私の長良川との付き合いの出発点となった「千鳥橋」での水深測量をすることができた。夏、ときどき亡くなる方がいる「左巻き」という渦の推進が11mであることがわかった。しかも、アンダーカットという岩ノ下に水の流れが入り込んでいる危険な場所だということも改めて分った。

 今回は船の下の水深を測るだけだったが、今度は三次元測量に挑戦予定である。

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