土曜日の晩、浜名湖弁天島のキャンプ場で一夜を過ごし、10時集合の佐鳴湖へ。この湖で遠征メンバー全員の共通技能として船外機を使った操船を覚えてもらうためだ。現地の時間は限られているし、酸素の薄い現地で、そんな入門講習などやっていられない。
ところで、そんな練習をなぜ佐鳴湖で行うのか?理由は、その湖が今回我々がいく(昨年同様)イムジャ湖と大きさ形が似ているからだ。前回、イムジャ湖の大きさを目の前にして、呆然・・・。でかぁ・・・。これを測量するのか~・・・。今回も湖の測量をするため、湖を縦横無尽に走るが、それに必要なガソリン量や時間などを計算する基礎データがいる。だから、東京・岐阜の中間地点の静岡で、しかも、交通の便のよい高速・新幹線沿いで、適当な湖をインターネット地図で探していた。そして、発見した佐鳴湖。
全部で今回購入したボートは4艇。一つは無料で提供を受けた。殿は4艇持っていくと張り切っていた。ところがそんなのとんでもない。船外機は3つしか発注していない。しかも、飛行機荷物のオーバーウェイトは1キロ5000円だから、ボート一艇30キロだとしたら、もって行くだけで15万円。もって帰ってきたらさらに15万円。つまり持っていき持ち帰れば30万。挙句に持っていっても船外機がなくて使えないということだったら・・・。火を見るよりも明らか。なんとか3艇いいのを持っていってくれ、そう思って全てのボートを佐鳴湖に集合させた。
4艇のうち2艇はゴムボート。1艇は折りたたみのアルミボート。残りの1艇は樹脂性のボート(写真)。結果、アルミボートは安定性と重さと大きさの点からヒマラヤにはもって行かないことになった。
船外機はガソリン2台、電気モーター1台。予想以上にすばらしかったのは電気モーターだ。静かに湖の湖面を風のように疾走した。
行きはゴムボート2艇、アルミボート1艇もって軽トラも一杯だった。しかし、帰りに東京チームにゴムボート2艇を引き取ってもらい軽トラも軽くなる。浜松でウナギを食べて岐阜に戻る。