月別アーカイブ: 2008年6月

外来生物

ヌートリア これで二回目の目撃になる。外来生物のヌートリア。ネコくらいのサイズのネズミ。毛皮を取るため輸入されたものが野生化した動物。
 この目で最初に目撃したのは、一年以上前。長良川の川原をジョギングしていたときのこと。大発見か!と思って、インターネットで調べてみたら、近年、木曾三川(木曽川・長良川・揖斐川)にはヌートリアが出没するようになったとのこと。
 もう何年も前からアライグマなども頻繁に近所で目撃されている。実際、交通事故にあったアライグマを見た。

 夜に金華山に登っている(いた)私としては、やはりそのあたりのことは気になる。人に危害を加える動物などが近所にいては・・・。まことに困る。

なぞの動物 ところが、先週の金曜日、家から4キロくらい離れた千鳥橋付近で「未確認動物」を見かけた。うまく絵がかけないが・・・。背丈はネコくらいのサイズ。ところがネコとは確実に違う。ピンと首が伸び、しかも、その首は首もとから頭にかけて「すっ」と煙突のように伸び、頭は小さい。耳が立っている。色は茶色。ハイエナのような感じだが、それほど体は大きくない。模様もない。色がちがうが、ドーベルマンの子供のような動物。

 いたちでも、狸でも狐でもない。アライグマでもヌートリアでもない。ハクビシンでもないし、リスでもないし・・・。知っている限りの動物を思い浮かべるがあのシルエットは見たことがない。なんだろ。
 金華山にもそんな未確認動物が近寄っているのか!
 
 もっとも、金華山に暮す動物たちにしてみたら、意味もなく夜に無灯火で金華山に登ってくるホモサピエンスこそが、危険をもたらす邪魔者かもしれないが・・・。

ポスト 農場クライシスに向けて

コーン2 先日、中部国際空港まで通関手続きにいって引き取ってきたヒマラヤの荷物の中に、T部大学のW氏の荷物が入っていた。1度、鮎を食べに岐阜に来てくれると言っていた彼に、「荷物を送る」か、「鮎を食べに来たときまでこちらで持っていようか」尋ねた。すると彼は後者で・・・となり、今日がその日。
 彼が来てくれるという3時前までにひと仕事と思い、「ポリタンク10リットルの水」「唐傘」を背負い「くわ」「NEW トウモロコシの苗」を両手にもって農場に歩いていった。約20分で農場に到着。

 あー、コーンは風前の灯だ・・・。どうしたらいいんだぁ。

コーン3 今日の仕事は、ベランダで火曜日に発芽した「もちきび」「紫のコーン」を畑に移植すること。今回はプランターに種をまかずにポットに種をまいて発芽させた。発芽率が悪いことを想定して1ポットに4~6粒播いたら、50%以上の発芽率で複数の芽がでてきた。目出度いことだ。そんな祝いの気持ちがあるので、ポットで残酷な間引きができないまま、今日の移植の日を迎えた。新しい畝をつくり植えてきた。ここ一週間のかっちゃく状況を見て間引くことにしよう。

ミニダイコン 一方、ミニ大根はご覧の通り沢山発芽しているので今日、間引いてきた。ミニダイコンの葉には細かな穴が見られた。虫食いなのか、病気なのか。これまた素人の私には良く分らない・・・。たぶん、後者だと思うが。
 間引いたミニダイコン、もったいないのでもって帰ってきた。なんとかして食ってやろうと思っている。一つ葉を根を食べてみた。小さいのに生意気に「カイワレダイコン」の味がした。

 さて、昼過ぎになってヒマラヤの戦友がやってきた。歴史地理が専門の彼は鮎以外で「私が見つけた金華山の土器片発掘現場」に興味を示してくれたので、彼をその現場に案内する。スゴイ!いつも発掘調査をしている彼は、あれよ、あれよと現場およびそれ以外の場所で土器片を見つけた。

 そして夜がやってきた。彼と近所の鮎屋に行く。一匹 2500円の和良川の天然鮎を指定して鮎コースとヒマラヤを肴に一杯・・・。なんと日本は旨くて、素敵な国なんだろう。再認識。

入道雲

cd277c27.jpg 昨日の夕方、空を見上げたら入道雲を発見。
 また、昨晩毎年恒例の深夜パトロール。近所の水路で2匹のホタルを発見。
 今週は、ほとんど原付通勤。草も木も水も夏の匂いに変ってきたのを実感している。
 
 夏が来た。

 一年がめぐり、厳しい冬を乗り越えて、確かにこの一年間自分が生存したと思うひと時。少し大げさではあるけれど、このところ季節の変化、とくに夏の到来を前にして、毎回、生きていることを実感し、その当たり前のことが有難く思えてきた。

 ネパールエベレストベースキャンプも最高気温はプラスの日が続き、最低気温もマイナスの一桁のよう。

 

農場の危機

 一昨日、職場からの帰りが遅かったが、ちょっと遠回りしてマイ・農場にパトロールに行った。先日報告した種から出てきた芽がどれだけ大きくなったか、草むしりのタイミングか、土曜日に植えたトウモロコシ(ベランダで発芽させた)はちゃんと根付いているか、をチェックするためだ。よし、草むしりはまだいいが、あとは順調、順調・・・。
畑
 昨日、授業が終わると眠くて・・・、そこで家で仕事をすることにして、まだ明るいうちに職場を出た。早く家に戻ったほうがいいはずだが、なぜかウキウキ農場に寄りたくなる。また昨日の農場によってしまった。

 ピンチ!!!トウモロコシが・・・。全てのトウモロコシの下の葉が枯れてきた。このトウモロコシは3月、九州でもらったもの。トウモロコシといっても、スイートコーンではなく、甘くもなく、茹でても硬い、珍しい品種。噛めば噛むほど甘みがでてくる。3年前、九州で食べてから、ずっと気になっていたものだ。しかも、発芽率が低かった中で13本目が芽を出した貴重な苗。ベランダで育てるわけにはいかないから、1週間前にプランターからポット(ビニールの植木鉢)に個別に分けた。というわけで、思いのこもったトウモロコシ。
コーン
 だれか、どうしたらこの窮状を脱することができるかご存知でしたら教えてください。藁にもすがりたい気持ちです。

座標軸思考法

 昔、会社勤めをしていたとき、毎日、やらなければならない大小さまざまなことがあり、朝会社に着き「あれやって、これやって」と思っていても、なかなか仕事が進まず困ったことがあった。それだけならまだいい。肝心なことを忘れてしまい大いに焦ったこともあった。初めのころは、昔どこかで聞いたことがある「まぁ、怒られても命をとられることはないから・・・」という話を勝手に思い出し、甘んじて怒られてみたりもした。
 そんなとき、取引先の事務所でTTDというメモを発見した。TTDとはThings To Doの略であった。なんのことはない。やらなければならない事柄をリストにして、やったものからチェックをしていくだけのこと。(その後、一般的にはTo Do Listと呼んでいることを知ったが・・・)ところが、そのシンプルな考え方にかなり感動した。そうか、メモしないから忘れちゃうんだ。メモしとけばいいじゃないか!私はいまもそうだが、かなり能天気な単細胞である。この技術に目から鱗が落ちた。その後の会社勤めでは大いに役立った。

 ところが、その後会社を辞めて今の仕事をし始めるころになると、TTDだけではうまくいかなくなってきた。理由は、会社勤めは「指示・指令」があって自分は「ワーク」するだけ。チームで仕事をするから、自分が遅れても同僚がカバーできるという環境があった。ところが、この仕事、なんというかほとんど自営業に近い。自分で情報収集し、企画、決断、ワーク。チームでやっていたことは全て一人だ。
 はじめはTTDリストでやっていたが、どうもこれではうまくいかなくなってきた。単に忘れないでおくだけでは仕事がはかどらないのだ。

 そこで、うんうん、悩んでみた。そしてウマイ仕事のマネージメント方法を自分なり発見した。
TTD発展系
 まず、TTDリストをつくったあと、それぞれの項目を上のグラフに書き込むという方法である。これをしておけば、いまやるべきは一目瞭然。「左上の緊急度が高く重要度が高い」事柄である。一方、一番ほっといてもいいものは「右下の緊急度も重要度も低い」もので、仕事を催促されても「のらりくらりとしておけばいいゾーンだ」。仕事の量に埋もれそうなときは、定期的に見直ししながらこんな図を作成して仕事をすすめることで、決定的な問題もなくなった。

 その後、こんなこともあった。ある目的を達成するための企画を考えることになったとき、いろいろアイデアは浮かぶが、果たしてどれがいいものか・・・。そんな悩みを抱えることもあった。すると今度は上のグラフのような発想で別のグラフが思い当った。
企画など
である。アイデアをこのグラフに落とし込めば、現段階での一番現実的な企画が自動的にしぼりこまれる。効果・費用という軸の場合もあるし、ターゲットの広さ・費用という軸もあろうし、軸を変えれば様々なことに対応できる。私は、我ながらよろこんだ。こんな単細胞の自分でもちょっと複雑で的確なことに思い当たるではないか!
 いま、授業でこの私悩んだ経験を学生に伝えることがある。なんといっていいのか分らないこの考え方を私はTTDから行き着いたということで、発展系TTDということにした。

 そんなこのごろ、日曜日に斉藤孝氏の「質問力」という本を読んだ。ある学生さんに「君に足らないのは質問する力だ。世の中にこんな本があるから読んで木曜日にレポートを出してくれ」といったてまえ、彼と議論するためには私も読まねば。そう思ったからである。
 そしたら、彼は、私が「発展系TTD」と呼んでいるものを「座標軸思考法」と呼んでいた。おっと、そちらのほうがカッコいいではないか・・・。今後、私もその呼び名を使わせてもらうことにしよう。卒業生の方でもしも、発展系TTDという名前を覚えている人がいたら、座標軸思考法という名前で覚えなおしておいてください。

62.4

 今日、日本テレビのエコ特番で今回のヒマラヤでの私達のチームが紹介された。午後5時くらいのことだ。途中でディレクターが亡くなったので取材チームを中止し日本に戻ったため、放送はないものと思っていたが、中止するまでの映像と私が撮影した動画で番組を作成しての放送だった。途中で野口健さんがでてきたので、その文脈でヒマラヤ氷河の話がでるかとおもったが、違っていた。

 さて、それはともかくとして、ヒマラヤからかえってきてから本当に忙しい。けれど、今週は金曜日の授業がないので、火曜日・水曜日の一日授業が2つあるだけでちょっと心が軽くなる。そこで油断して土曜日・日曜日はいつもより沢山寝てしまった。

 いくつかの小イベントを仕掛けてみてはいるが、基本的には「休息」の日に設定した。こうして2日、ちょっといつもより多く寝てみると、ヒマラヤからかえってきてから3週間、運動したいものの、心臓に負担がきそうで運動どころではなかったが、なんだか久しぶりに運動してみたくなる。金華山にしようかジョギングにしようか迷ったが、体脂肪も気になるので(最近、家に帰って酔拳状態で仕事をしている)ジョギングにした。

 日本マラソン陣は高所トレーニングといって、中国やアメリカで合宿している話を聞くが、私は彼女たちよりも高所でトレーニング(?)をつんできた。もしかしたら、絶好調で走れるかと期待して走り出してみた。

 ところが、ヒマラヤ4週間、戻って3週間、やく2月近く走っていないので、足の裏とヒザと足の付け根と腕・肩がなんだかチグハグで、ランニングにも余計なエネルギーを使っているような感じがした。そのため、3キロくらい走るまでは、なんだか走っている実感がなかった。バラバラの体をオッチラコッチラ移動させている感じ・・・。期待した高所トレーニングであったが、それほどのものでもなかった。呼吸が楽かといえば、8キロくらいまでは、楽だったかもしれないが、それを越せば、やっぱり苦しかった。残念。

 12キロくらい走る途中で、二回ほど便意をもよおし、途中で家に帰ろうかと思ったが、なんごか、ヒマラヤで4回、はからずも野グソをしてしまったときの腹痛には及ばなかったため、なんごか我慢して走り続けた。

 やっぱり、体を動かし汗をかくと気持ちがいい!

 そして、今日は運動したので、久しぶりに体重計にのることもできた。62.4キロ。おー、ヒマラヤに行く前より一キロくらい軽いくらいになっている。

 また土曜日の夜から日曜日の昼間での間に一冊の本も読んだ。

 運動したり、本読んだり、そんな休日の過ごし方で今週の充電は出来たと思う。リフレッシュついでに月曜日は原付通勤だ!

穀物価格の急騰

いまも忙しい毎日が続く。
授業時間が前回とくらべて2倍。それが忙しさの原因だと思った。しかし、昨日ふと気づいたことがある。授業が2倍の量になる一方、授業の準備のための時間は少なくなる。準備の時間は半分だ。この半分の中で時間をマネージメントして2倍の授業をこなすとなると、確かに、大変なわけだ・・・。

さて、そんなことはともかく、しばらくのブログ中断。今後も続きそうだが、いくつかお知らせができた。

1つ、最近穀物価格が急騰している。特に石油価格の高騰でバイオ燃料の生産がふえ、大豆・とうもろこしは価格の高騰が著しいらしい。そのため(?)、私はとうもろこしを育てることにした。ちょうど、3月に九州を行脚したとき、「うまい」と感じたとうもろこしの種をもらったので、それを栽培しようと試みることにしたのだ。もらった種をベランダのプランターに植えた、すると40粒くらいのうち13個の芽がでてきた。となると、ひとつのプランターでは育てきれない。そこで、忙しい毎日ではあるが、いま、土地を手配しないとせっかくの芽が枯れてしまう。そんな思いで畑(5m×4m)を借りた。ついでにとうもろこし以外に、トマト・ナス・ピーマン・ブロッコリー・にんじん・・・ととりあえず植えてみた。植えたのは先週の土曜日。

今日、仕事を外が明るいうちに切り上げ(家で仕事をする)、その農場の横をくるまで通過し、畑の状況を確認してみた。すると種から植えたブロッコリーとにんじんに小さな芽が「いっぱい」でていた。思わずジーンとなった。ベランダで毎日見ている植物の発芽とちがい、「おー、俺のしらんところで、よくがんばったなぁ」という気持ちになった。そして、ほー、これが農業の楽しさかとも思ったりした。

ところで、7日に以前NHKの放送があるといったが、今日、確認してみたら「NHKは湖がとけるまで湖にはりついていろという社の命が彼らにくだった」ため、彼らが日本に帰ってきたのは最近である。そこで、編集が間に合わないということで7日の放送は取りやめになった。
一方、日本テレビは「ディレクター」が高山病でなくなったため取材を切り上げていった。そのため放送はないのかとおもたが、一週間くらい前、日本テレビから動画があったらほしいという連絡があった。なんでも番組自体は作るらしい。日本テレビが8日に放送する、エコ特番(スペシャル 3部構成)のなかで我々の映像が公表されるかもしれない。