人から変わっているといわれることがある私だが、そんな私から見て「変人」と感じる人がこれまでの人生で3名いた。私の指導教官だったS氏、大学の同級生(卒業が同じ)で林野庁に勤めるS氏、元同僚のU氏である。指導教官のS氏、元同僚のU氏は、見るからに変人のオーラが出ている。しかし、林野庁のS氏は学生時代(留年するまで一年したの学年だった)「ジャニーズ系」といわれていたため、卒業後、いっしょにスキーやキャンプにいくまで彼のことを変人とはとても思えなかった。
さて、その林野のS氏の教えてくれたこと。私が名古屋で勤めているとき、彼は松坂にいた。東海地方の夏の夜は暑く寝れない。彼が教えてくれた、寝苦しい夏の夜を涼しく寝る方法。結論は、風呂は水風呂で、しかも、5分以上つかりつづけるようにして、体を心から冷やすということ。いくら熱い夏の夜でも水道の水は生ぬるい(名古屋の水は牧尾ダムからの水なのか冷たいくらいだが)。この水風呂にちょっとやそっとではなく、長時間入り、完全に血液を水道水の温度にするくらいの気持ちで体を冷やす。中途半端は冷やし方だと、かえって体が火照ることもあるが、徹底的に水風呂で体を冷やす。そうすると、夏でも足は冬のように冷たくなる。ある意味気持ちいい。その冷えた状態で布団にゴロリとすると、たとえ暑い熱帯夜でも寝つきがいい。
さて、今日事情があり、水風呂が可能な日になった。私は浴槽に水をはった。ところが、水をはってから気づいたが、今日は夕立があって風が涼しいのだった。水風呂につかるにはかなり勇気がいったが、はやり気持ちがいい。明日の朝は、その浴槽の水をカブって仕事に出かけよう。
きっとこれは、今風に言えばエコロジーライフなのだろう。