錯覚

 ときどき、会議に出ていても、テレビを見ていても、「なんでこんなことが問題になるのか」と異常なまでの取り上げ方に、自分の頭がイカレテイルのかと思うときがある。最近特にそういうのが多くなってきた。

 もうたまらない。ちょっと自分の頭を整理するため文字にしてみようと思う。

 最近では、小泉元首相引退の話だ。私にしてみたら当然のこと。前から言っていたし、総理の任期が終わったら、それと同時に引退するのかと思っていたくらいだ。いままで、議員でいたのが小泉的に不本意なんだろうと思っていた。

 イギリスの首相にしても、アメリカの大統領にしても、それぞれの職務を終えたらただの人になっている。政治を動かすポジションに就きたいと思えば、さらに首相なら大統領をつづけるだけの話。小泉元首相も政治を動かすポジションに就きたいと思わなくなったのだから、これまでのご苦労を癒す物見遊山にでもいきたいのだろうと、いままでズーッと思っていた。それが道理だと。

 そんな一方、過去の首相経験者、安部も森も・・・。いまでに議員を務めている。私にはそれが理解できない。しかも、森などは現首相にもモノを申す影響力を持っている。私にはその仕組みが理解できない。首相経験者がいまだに議員であることが理解できない。卓越した能力をもつけれども、歳を重ねて体に無理が利かなくなったので、若い人に譲る。代わりに私は速報支援するというなら分かる。ところが、多くの首相経験者は「降ろされた」に等しい。それは「恥」であると思う。「恥」をさらしたあなたが、なぜ国政に暗躍するのか?なぜ、誰もそういわない。あなたは、「ノー」といわれたのだから、この際政界から身を引くべきだろう。その点、福田さんの気持ちはわかる。
 
 ある日のニュース「福田さんは次回衆議院に出馬しない!?」。そりゃそうだろう。私が福田さんの立場なら(そんなことがあることは絶対にないが)、出馬はしない。

 小泉さんも福田さんも、そうして「えっーー、なぜ!!!」と報道されるのか?私は頭がおかしいのだろうか?

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