先日、東京出張で宿泊した「宿」の潜入レポートをブログに書いた。そして、あの南千住という土地柄とそこに集う人々の人間模様をたくましく妄想した。
この前の日曜日、TBSのサンデージャポンで、あの地域にあるホスピスのレポートが放送されていた。ホスピスとはwikiペディアによれば『ホスピス (hospice) とは、ターミナルケア(終末期ケア)を行う施設または在宅ケアのこと。日本では施設の数は少ないが、近年、QOL(Quality of Life,生活の質)の意識の高まりなどから、徐々に増加している。』である。
あの南千住界隈は「山谷」といわれるドヤ街で、現在高齢の日雇い労働者たちが、誰に見とれることもなくなくなっていく中、ある方が、山谷地区にそういった死を目前にした方々を受け入れ、ホスピスを開いている潜入レポートだ。ホスピスを開いた人が、私と同じようなことを言っていてびっくりした。
『日本の高度成長を支えた市井の庶民の最後を○○(○○を忘れてしまった)に送ってあげたい』と・・・。高度成長を支えた市井の庶民という表現が、まったく私のイメージと同じだった。ますます、あの地域に惹かれる・・・。
先日、京都で大部屋宿泊で雰囲気はつかんだ。今度はノー予約で南千住に潜入しようと強く思った。ちょっとだけ薄暗く廊下を照らすあの青白く冷たい蛍光灯の明かりが、まるで夏の虫を寄せ付ける紫外灯のように私をひきつける。11月13日、東京で会議がある。また足を伸ばしてみようかと思う。