おそろしいこの世

7f5ae01f.png 昨夜、この世の中恐ろしくなったと再認識した。時代は大きく代わっていると。なにかといえば、インターネットの底力だ。経緯はこうだ。

 ウィンドウズだとか、マッキントッシュ(いわゆるマック)はOS(オペレーティングシステム)といい、ワード・エクセルなんかは特定のOSの上で動くアプリケーションだとかソフトだとかいう。平たく言えばOSという舞台の上でアプリケーションという演劇が行われると考えてもいいだろう。舞台が異なっても同じ演劇を観ることができるわけだ。そんな具合でエクセルやワード(演劇)はことなるOS(舞台)で同じように使える。そんなOSのうちのひとつにLINUX(リナックス)というものがある。
 今年の夏、熱を入れていたGRASSというGISソフトはアプリケーションの一つ。その研修で使用していたのはLINUXというOS。つまりLINUXで動くGRASSを使っていた。しかし、この夏で私はGRASSには詳しくなったが、LINUXはいつまでたってもよくわからない。もう10年来、チャレンジしてはあきらめ、チャレンジしてはあきらめ、よせては返す波のようだった。そんな私がGRASSにチャレンジできたのは、先日訪問した大阪市立大学のスタッフがすばらしいCDを作っており、LINUXを知らなくてもGRASSをLINUXで使うことができるようなものをいただけたからだ。

このLINUXというOSには無料でつかえるソフトウェアがウィンドウズなどよりもたくさんある。しかもそれらがかなりマニアックな学術的な用途であったりするので興味がある。

 そんなLINUX。いまCGはウィンドウズのソフトだが、それのLINUX版もあり、ゆくゆくはCGもLINUXで動かそうと思っている。ちょうどGRASSとのデータ共有の件を考えなければいけない時期になったので、昨日、軽い気持ちでLINUXへのCGソフトのインストールを試みた。ところが、甘かった。思い出した・・・。LINUXではソフトの入手やインストールが大変なことを・・・。そう、LINUXのことをよく知る人でなければできないような技術が必要だ。・・・。・・・。・・・。あかん、俺には無理だ・・・。いやぁもうちょっと粘ろう・・・。無理だ・・・。いったん家に帰ろう。・・・。無理だ・・・。

 ところが、最近好きなことば。「死中に活」。死中に活を得た。できた!!!

 振り返ると、恐ろしい世の中になった。昔なら、LINUXのイロハの本を0ページ目から読み進まないと、こんなことはできない。もしくは、近くに聞く人がいなければ、そんなことはできない。しかし、現代は違う。このインターネット環境によって、人類は大きく「学習の方法」の革命に直面した。本をいちいち読んで覚えて、再現することは、もう人類の関心ごとからすればどうでもいいことになった。まったく恐ろしい世の中になった。いままでの「手本」とされた学習方法はすでに時代遅れになったということか・・・。

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