水陸空

数ヶ月前にゴムボートを買った。もちろん、自己能力を向上させるため。ヒマラヤでの水深測量技術練習がその目的だ。なにか私にしかできない技術があれば、どこかで人の役に立つことがあるだろう。自己投資した。しかし、ボートだけでは技術練習はできない。船外機が必要だ。一日、ヒマラヤでこぎ続けているわけにはいかないからだ。しかし、船外機のセレクションは迷いに迷った。電動にしようか、ガソリンにしようか。当初は9割がた電動にするつもりだった。なにしろ静かだ。風を切る音と水がボートに切られていくことがするだけで、自然との一体感があり爽快だからだ。ところが、いざ買う段階になりさらに調べてみると、そもそも電動は湖のブラックバス釣り用であり、ポイントをちょこまか移動することを前提に設計されているようで、長時間の航行では過電流でショートして壊れてしまうことがあるらしい。こうなると、しずかだということと、ソーラーパネルさえもって行けば持続可能なエンジンといえど、こまったものである。こっちは一日中航行することが必要だからだ。
そこで、切り替えて電動からガソリンエンジンにすることにした。オークションをみていると2万円台の草刈機の歯の変わりにスクリューがついた船外機もあるが、なやんだ挙句、今回ヒマラヤにもっていったものと同じホンダの2馬力を落札できた。

さて、空から測量(リモートセンシング)、陸から測量(GPSやその他システム)、そしてコンピュータ内部で測量に加え、水域からの測量の準備が整った。時間がどれだけあっても足らない・・・。この冬休み、あつい休みになりそうだ。

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