月別アーカイブ: 2009年2月

東京は寒かった

 昨日東京に出張にいってきた。リモートセンシングの委員会出席のためだ。13時半からの委員会に先立ち、東京駅にある衛星画像配信会社にもいってきた。

 衛星画像配信会社の方とはもう7年来のお付き合いで、これまでも研究面で大いなるアドバイスをもらった。また衛星画像も共同研究ということで、無料でいただいたりもしている。さらには、「竹島法」なる衛星画像から地形の影をとる方法を考案したのは、新しい方法を考えずに既存の方法の改良を考えていた私に「どうして、既存の方法にこだわるの!」と叱咤されたことがきっかけだ。とうわけで、濃い付き合いで気心も知れているうえ、ハッキリものを言ってくれる中国人の気質(かれは中国出身で日本に帰化している)なので、今回の森林CGのコメントを貰いにいった。
 一通り話した後、「目的」「手段」「林業の問題」・・・、すごくキツい口調で問いただされて、だいぶビビったが、その一つ一つに答えた結果、「うん、それはいいんじゃないか」というコメントをいただけた。一方、林業を知らない人にとっては、今回の説明の仕方のどこが問題だったのかを改めて考えるきっかけになりためになった。

 東京の会議では、まさに森林を対象にしてリモートセンシングを行っている日本のリーダーが介す場所なので、会議がおわったあと、NGT大学のM上さん、SS大学のK藤さんに話を聞いていただこうと、会議が終わったあと待ち構えていたら、他にもSMN大学のYさん、SS研究所のSさん、HD林業試験場のK野さん、AK(株)のA山さん、JAXAのY崎さんが会場に残られていたので、私のプレゼンを聞いてくださり、それぞれ貴重なコメントをもらった。
 その中でK大学の大学院生が間伐の影響が衛星画像にどうでるかについてCGを使ってやっていることを聞いた。これは近々K州に行かねば。また、SS研究所やKK研究所など筑波の研究機関でもしかしたらスーパーコンピューターをつかうことができるかもしれないということを聞いた。話は広がるばかりだが、今朝も一つ頭を悩ませる時代が発生した。

 これは最後まで行き着くのだろうか・・・。

2008年度卒論完了

 今日、卒論がおわった。二人は無事卒業できる見込みに。ただし、本論を3月5日までに出せばだが・・・。
 というわけで、明日は東京出張、月曜日は筑波宇宙センター出張。
 その一方、家でも職場でもパソコンはまわりっぱなし。
 例のCGは570時間たちやっと、3分の2が終わった。もうこれはパソコンお世界ではないので、スーパーコンピュータでも貸してくれるところを探してみようと思う。

目からうろこ2

cap 30代の若さにして、人生を悟り、あーもう一生長髪にすることはない。これが見納めだと坊主にしたのは、もう7年前。中学のときの3年間、高校のときの半年を加味すればすでに私の坊主歴はすでに人生の4分の1を超える。しかし、そんな私でも目からうろこの事件が今年にあった。それはなにかというと、帽子を被ると頭が温かいということだ。

 これまで、出張にいくとき岐阜駅のプラットフォーム、頭が寒くてかなわなかった。しかし、私は「まぁ、しょうがない俺はハゲだから」と妙に納得して我慢していた。しかし、ヒマラヤで帽子を被る生活をしていたら、どうも帽子が暖かいということを発見し、今年の冬はいつも帽子を被っている。何をシャレてんだとおもわれるかもしれないが、ちがう、やむなく帽子を被っているのだ。

 というわけで帽子を被る癖がついた。もちろん、山登りのときもキャップをカブっている。しかし、今日もそうだが、山に登った後そのまま走る。だから、帽子も汗だらけ。そんな中私が被っていたのはネパールで買ったゴアテックスの帽子。先日、あめの中この帽子を被っていたら、頭が濡れることはなかった。もちろん蒸れることも・・・。そんな機能的な日々のトレーニングで被っていてはもったいない。そこで、今日、帽子をかった。そして耳あても。占めて4000円。

 さて私のディスカウントショップのジョギングシューズもよくもっている。ソールは、岩で切れて毛羽立っている。がんばっている1980円シューズ。やけは980円。ちょっと帽子と耳あては贅沢かな・・・?と思いつつ、必須アイテムの帽子をゲットしたことえで、うれしくてささやかなお祝い。今日は酒の量も増えたワイ。
shose

目からうろこ。はっとした瞬間

 昨日、朝7時前に家を出て、林野庁で学生の卒論の発表を聞いてもらい、文部省で私のホラ話を聞いてもらい、新宿の会社でCGリモートセンシングの意見を聞き、大手町で近況報告をしてきた。もちろん、卓上スクリーンプロトタイプを持参してだ。

 目からウロコとは大手町にある団体でのこと。電力会社から出資して作られているその団体は日本のエネルギー計画の技術的・システム的なコンサルティングをしている研究所。私は森林資源がどこにどれくらいあって、その森林資源をつかってエネルギーを取り出したら、どうなるのか・・・。そういったことの仕事の一部を一緒にした。研究に関するお金も援助してもらっていた。
 当時やっていた研究が、今回のCGのキッカケのひとつになっている。つまり、共同でやっていた研究から発生した問題だ。いまはそれを発展的にこんなことをしています、と彼に報告し、興奮冷めやらない毎日の楽しみを共有しようとおもったからだ。表現が適当ではないけれど、「あなたは知らないけれど共通の発明品」ですよ、「ほら小さいけれど、手のひらの中で光り輝いている」どうぞ「愛してやってください」的な気持ち・・・。

 ところが、一通り説明して、コメントをもらったが、「それが何の役に立つのかのイメージができない」といわれた。なんだか、楽しみを共有しようと思ったのに、冷水を浴びて、返り討ちにあった感じ。しかし、いやな気分にはならなかった。むしろありがたい言葉だった。
 彼は「ユーザー」の立場、これまでの私の立場は「学者の立場」だし、いままで話を聞いてきたひとも「学者の立場」。しかし、大事なのは、やはり「それを何に使うか、それで自分がどうハッピーになるか」だ。ちょっと、私のスタンスが興奮のあまり盲目的になりすぎていた。この時期にあの人にあっておいて本当によかった。

 はやり大切な人というのは、仲良しクラブの中にあるのではなく「自分を冷静にしてくれる、厳しい意見をスラッといってくれる人」なのだと、改めて思った。うっとうしがられるまで、時々、「顔みにきました」的に話しに行こうと思う。
・・・一方、学生の卒論の話「林業による過疎対策」「ポスト新生産システム」の話のほうに、むしろ、その方は食いついてきて「面白い」「ためになった」といわれた・・・。

卓上スクリーン プロトタイプ

584bb916.jpg さて、これから4月の入学式までの間、しばらく行脚をしようと思う。自分の今のアイデアをもんでもらうため、各地に散在する方々を訪問して、やっていることを批評してもらうのだ。つまり、押しかけプレゼンテーション。先日、そんなアポを筑波宇宙センターに入れた。プロジェクターを持っていくが、スクリーンはご用意いただけるかとたずねたら、探してみます、だった。なるほど、スクリーン探しにご苦労をかけてしまうのか。となると折角時間を作ってもらっても、相手のディスカッションのモチベーションを下げてしまう。スクリーンは重たいし、かさばるし・・・。

 そこでここ一週間、卓上スクリーンができないか考えてみた。条件は、カバンに入り、軽くて、設営が簡単なことである。一般的な映画のスクリーンを小さくしたようなものから始まったアイデア。これが、ある問題を改善しようとすると、するすると形を替え、素材を替え・・・。いろいろ妄想した結果、写真のようなものに落ち着いた。費用300円。

 明日、東京に4箇所出張する。もちろん、卓上スクリーンを持参してだ。

 今度は、卓上プロジェクターの電源でも開発しようか・・・。そうすれば、マクドナルドやスターバックスでも人の意見を聞ける。

なるほど、CG作戦

 もうたまらん。310時間コンピュータを回しっぱなしにしているけれど、45.8%しかまだ処理がおわっていない。これは大変だ。

 発想と工夫でなんとか乗り切ろうと豆実験を昨日からはじめた。オークションで一万円で落札したパソコンは、昨日からうなりを上げて処理をし続けている。当初は、このパソコンで16枚のミニ画像を作る予定だったが、今日職場にきたら、まだ6枚できただけ。おまけに、処理の命令を間違えていたため(昨日寝る前に気付いた)作り直す画像が2枚あったので、一旦終了させ再び処理を始めた。時間がかかる・・・。
 そこで、もう一台のパソコンで分散させて処理させることにした。しかし、当時CPUだけで10万円したこのパソコンも、いまでは一万円のオークションパソコンに毛が生えたような速度。これまた時間がかかる。仕方ないので、いま使っているノートパソコンでも処理をさせ始めた。パソコンがいくつあってもたらない・・・。(いま家に、2年前の最速マシンがあるので、職場では世代の古いマシンしかない)。

 悩んだ挙句、浮気を考えた。もっと早いソフトはないのか!しかもフリーの・・・。すると、早いかどうかはともかく、なるほど、知らなかっただけで、わりとフリーのCGソフトがあるのだなぁ。いろいろ発見。そして、それらの違いを調べていたら、「このソフトは○○だからリアル」「○○だから時間がかかる」「静止画用のCG,動画品質のCG」とか、いろいろ出てきた。そして、全体像がおぼろげながら分かってきたような気になった。

 つまり、CGは近似であって現実世界では決してない。そのCGの技法も、レイトレーシングやラジオシティー以外にもいろんなアルゴリズムがある。それぞれに長所短所がある。そこが私のアホなところだった。何が何でも・・・と思っていたのだ。

 そうか、私は間違っていたかもしれない。あくまで近似なのだから、近似を前提に話を組めばそれはそれで、論がたつではないか。そういえば、緒方賢の追悼番組で、緒方賢が、何事に手を抜かず役になりきろうとするわけを、友人にこういっていた、とう話を聞いた。芝居はどうせニセモノなのだから、それを演じるときにはトコトンニセモノになりきらなきゃ・・・(そんなニュアンス)。
 うん、それだな。その作戦でいくことにしよう。多少の現実との誤差は、後世に託し、大きな組織にたくそう。私の役割は、そう、「パイオニアワーク」。こいつが私の目指すところじゃないか!

 ちょっと気が楽になった。

CG

7fa00c9f.jpg 例のCG、コンピュータを動かし始めてからすでに277時間が経過した。つまり、11.5日が経過した。しかし、処理としてはまだ、48%が終わっただけだ。これは終わるでに一月かかる・・・。

 まぁ、自分の持ち味は、発想と工夫とバイタリティーだ。学者先生たちのいうところの難しいことは分からないが、なんとか自分の持ち味で乗り切ろう!

一人歩き

 最近、バイクの調子が悪い。エンジンがときどき止まるのだ。あたふた、いじっているとそのうちエンジンもかかるが、念のためガソリンを入れたりしていると、なんとかその後も走れている。しかし、バイクは何か調子がわるい。乗り始めた頃の感覚では、あと100キロくらいは走れるのに・・・。おかしい・・・。大丈夫かスズキ君(私のバイクはスズキ)?そう、思わざるを得ない。

 昨日は危うかった。

 岐阜から名古屋に向かう途中、まだ100キロ走れるガソリンがある。気にはなったが、とりあえずブルン。
 岐南インターに差し掛かる。なぜかいきがかり上、3斜線のうちの一番右の追い越し車線を走ることに。これはいやだ。このスピードにはついていけない。ちょっと遠慮して真ん中の車線に車線変更した瞬間である。バイクに何か変化が起きた。エンジンがこもるような音。いやーな感じがした。アクセルをとりあえず緩める。当然、80キロちかくで車が走る中での減速。危険だ。

 私は万一を考えた。バイクが中央車線でとまろうものなら、右から左から後ろから80キロの車やトラックに追突されかねない。バックミラーで後ろを確認し、左側車線を斜めに横切り(あとから考えると、ここでの安全確認が怖かった。目視すべきだったが、余裕はない)路側帯に移動した。見事にエンジンは止まっていた。

 どうしてだ・・・。なんだ、このバイク!!!危ないじゃないか。エンジンは再びかかることはない。あきらめて近くのスタンドは?と見渡せば500m近くのところにある。まぁとりあえず持っていこう。あの暖かかった日曜日の午後、私は先日と同じように、鉛の皮の上下。宇宙服を着たアームストリング船長のようにこわばった動きをしながら、汗をかきバイクを押した。そして冷静になって、改めて考えた。

 どうしてだ。なんで、最近バイクが止まる。しかも、ガス欠のような感じ。あと100キロは走れるじゃないか。燃費が急激に悪くなったか?燃料漏れ?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?
まてよ、私のバイクの一回の給油はせいぜい5リットル。そういえば、以前燃費が40キロいくとか
いかないとかで喜んでいたなぁ。ということは、せいぜい5×40=200キロが走る限界。ということは、大体4リットルちょっとが通常の給油だし、燃費も35あたりだろう。となると、一回の給油では150キロ。おっと。なんでこんな簡単な検算をしなかったのだろう。いつの間にか私は一回の給油で250キロと勘違いしていた。あの正月を挟んでバイクを乗らない日々がつづいたとき、どうやら燃費の数字が一人歩き。数度のエンジン停止にもかかわらず、検算をしなかったため、これらの始末。大丈夫か俺?
 
 スズキ君のせいではなかったようだ。

国敗れて山河あり

 国敗れて山河あり、城春にして草木深し。・・・だったかなぁ。

 今日、仕事上のヒントを得たくてお世話になっている方のお話を伺いたく、名古屋にいった。その方の自宅とバイクを購入したショップは遠くはないので、せっかくの名古屋だから、まえから気になっていたバイクの調整をしてもらうことにした。となると、当初は名古屋駅でお会いすることにしていたが、その方の自宅を訪問させていただいたほうが私の中ではハッピーなので、お会いする場所の変更をお願いした。

 さて、話を終え、バイク屋に向かう。バイク屋とその方の自宅を直線で結んだ戦場に、私が会社員時代に住んでいたアパートがある。3畳の流し、四畳半、6畳の間取りで風呂と便所が別。ただし、キッチンには換気扇はない。風呂にはシャワーはない。タイル張りの風呂。便所もタイル張りで、水洗便所といっても水がめを上につってある年代ものの建物。サッシではなく、木製のまど。隙間風もひどい。また、寝ていたときに「ドンッ」と大きな音がしたので、電気をつけたら、壁がはがれて落ちていた。おまけにとなりの家の明かりが漏れてくる。そんな家だ。

 お話をしたあと、その方の自宅を出て、10数年前に通いなれた道に向かう。おー、あのトンカツやまだがんばってるなぁ。そういえば、当時高校生の娘さんが2人いたけど、彼女らももう30過ぎだなぁ~。おー、あのコンビになくなっちゃった。そんなことを思いながら、昔の家の前にきた。家のとなりのスーパーはまだやっていた。しかし、私の家は、アスファルトが引かれ駐車場に。そうかぁ、だいぶ古かったからなぁ。なんだから自分がしらないところで、自分の舞台が勝手に進んでいたようで、少々しんみり・・・。

 帰り道、矢田川沿いを走る。晩秋に走ったときは、大雨の翌日で、河川敷の打ちっぱなしのゴルフ場のネットが壊れていた。手をつけられないくらい荒れていた。けれどあれから半年、なにもなかったかのように元通り。なんだか、小学生の頃、アリの巣に水をぶっ掛け壊した後、けなげにアリンコがせっせと復旧させていた情景とダブル。いろいろなドラマが人生には起きるけれど、結局アリンコと一緒だ。
 
 国敗れて山河ありとはいうけれど、その現代版だなぁと杜甫や芭蕉の気持ちになる。そして、僕は夕日に向かい、流れる雲を仰ぎ見る。あー雲の流れが速い・・・。

 ところで、行きに道を間違い名古屋城の脇を通った。そこで改めてびっくり。名古屋城、なんちゅーでかい城だ。こんなところに大きな石垣、堀。これは太平の世の中だからこそできた大工事!改めて驚いた。毎日、岐阜城を仰ぎ見て暮らしていると、城の標準サイズのイメージが岐阜城になっていた。ところが、どうだ、名古屋城。これは化け物的な大きさ。築城にかけた日数も人数も桁違いの土木工事。しかし、いまは公園・県庁・・・。うむー、まさにつわものどもが夢のあと。

 まぁ、個人的には太平の豊かな時代の名古屋城より、激動の食うか食わずの野性の渦中にあった岐阜城のほうが好きだ。

ストレス解消?

 先だってのとおり、私はビョーキだ。病気治療のため、「ストレス解消」と「運動が」どーーーーーしても必要だ。

 今朝、起きたら外はサンサンとして、ベランダに出ると「ぬるい風」が心地よく吹いてきた。うーんなんだろう。4月の頃の陽気か。空気の湿り具合もいい。寒い冬からぬけて、暖かい春の息吹を体にうけてスキップしたくなる外気だ。なぜだかしらないが、これは走るしかあるまい。半年ぶりにVAAMをのんで、本格稼動してみる気になった。
 
 パタゴニアの山用下着(ハーフジップのお気に入り)と山用モモヒキ。そして、夏に履くハーフパンツ。山用のゴアテックスの帽子にサングラス。そして2000円の靴を履いて山に繰り出した。少々下半身のいでたちが特殊だが、それはわざとではない。私には手ごろなジャージがなく、あるのはよれよれのスウェットパンツだけなのでこうなるのだ。

 最近、週末はオニギリをつくって山に登ってオニギリとポットの味噌汁というランチをしているが、今日は戦闘モードだ。できる限りのスピードでふらふらになるまで体を動かしたい。いつもより速いスピード。自分でいうのもなんだが、たぶんカモシカのように山を登って駆け下りたと思う。家からでて、山頂経由で山頂をはさんで反対側の下り口に至る。時間にして40分。そのあとは山をぐるりと回るドライブコースのジョギングに切り替える。
 二・三週間前ものを考えたくて、その道を歩いたが、そのときはヒマラヤトレーニングをしていたときによく走ったこのコースを、いまは走れないと思った。しかし、今日は戦闘モード。
 この辛い坂道もあきらめずに10分間くらい足を動かしていたら苦しいけれども峠に至る。呼吸は苦しい・・・。足は重くなる・・・。
 五分たった。あとその倍の我慢だ。いやでも、なんでもとにかく足さえ動かせば前に進む・・・。
 ヒマラヤでルクラからカトマンズまで通常2日の行程を一日で駆けたときのあの苦しさ(あまりに早かったので、お前はシェルパか?とシェルパに言われた)に比べたら・・・こんな苦しみ、たかが10分だ!・・・。これまでの苦しいことを思い出して我慢する。死ぬ気になったら10分だって息を止められるだろう!?それくらいの気持ちで挑む。
 10分たった。やはり、峠に着いた。あとは下るだけ。楽チン、楽チン。

 登山道を降りてからのドライブコースは35分で家まで。合計1時間15分。VAAMの効果も出るだろう。そして、これまでおざなりにしてきたストレッチも入念に。近くで工事をしているおっさんが、股を広げて足の筋を伸ばしていた私を見て「あんたからだやわらかいなぁ~」と声をかけてきた。・・・。

 さて、「ストレス解消」「運動」、この二つを同時にしたつもりだったのだが、今日も途中から、このような体への極端な負荷のかけ方は、逆にストレスをかけているのではないだろうかと、ちょっと思った。しょうがない。僕はMだから・・・。どうやらそういうことみたいだ。