昨日東京に出張にいってきた。リモートセンシングの委員会出席のためだ。13時半からの委員会に先立ち、東京駅にある衛星画像配信会社にもいってきた。
衛星画像配信会社の方とはもう7年来のお付き合いで、これまでも研究面で大いなるアドバイスをもらった。また衛星画像も共同研究ということで、無料でいただいたりもしている。さらには、「竹島法」なる衛星画像から地形の影をとる方法を考案したのは、新しい方法を考えずに既存の方法の改良を考えていた私に「どうして、既存の方法にこだわるの!」と叱咤されたことがきっかけだ。とうわけで、濃い付き合いで気心も知れているうえ、ハッキリものを言ってくれる中国人の気質(かれは中国出身で日本に帰化している)なので、今回の森林CGのコメントを貰いにいった。
一通り話した後、「目的」「手段」「林業の問題」・・・、すごくキツい口調で問いただされて、だいぶビビったが、その一つ一つに答えた結果、「うん、それはいいんじゃないか」というコメントをいただけた。一方、林業を知らない人にとっては、今回の説明の仕方のどこが問題だったのかを改めて考えるきっかけになりためになった。
東京の会議では、まさに森林を対象にしてリモートセンシングを行っている日本のリーダーが介す場所なので、会議がおわったあと、NGT大学のM上さん、SS大学のK藤さんに話を聞いていただこうと、会議が終わったあと待ち構えていたら、他にもSMN大学のYさん、SS研究所のSさん、HD林業試験場のK野さん、AK(株)のA山さん、JAXAのY崎さんが会場に残られていたので、私のプレゼンを聞いてくださり、それぞれ貴重なコメントをもらった。
その中でK大学の大学院生が間伐の影響が衛星画像にどうでるかについてCGを使ってやっていることを聞いた。これは近々K州に行かねば。また、SS研究所やKK研究所など筑波の研究機関でもしかしたらスーパーコンピューターをつかうことができるかもしれないということを聞いた。話は広がるばかりだが、今朝も一つ頭を悩ませる時代が発生した。
これは最後まで行き着くのだろうか・・・。