外交

例のCGの件でずいぶん苦労している。
月曜日は衛生画像で植生の研究をしている方を尋ねた。筑波宇宙センターの方だ。自分が不勉強だということを実感したのと、CB大学が大きな予算で組織的に私のようなことをしていることも聞いた。詳細はことなるので、私の意義は揺らぐものではないが、個人でやっていることと「知識」と「マンパワー」でせめている彼らには太刀打ちできない。しかし、宇宙センターの方と話してみて「どんな観点」で話せばより他分野の人に正確に伝わるかが分かった。筑波は、「自分が不勉強であることの認識」「異分野の最前線」「焦点の絞り方・伝え方」について大きな得るものがあった。

今日は大垣にいってきた。ここにはうちの職場のような県立の専門学校がある。情報処理・芸術が専門だ。ここにCGを専門にしている先生がいることをホームページで知った。そこで、昨日、突然電話し、アポをとり訪問した。いままであった人の中で最も異分野の方だ。以前から気になっていたが、試行錯誤するまえに、「教えてください」というのは私のスタイルではない。対等に話せるために「努力のあと」が必要だと考え、これまで訪問を控えていたが、いくつか試行錯誤の努力のあとがたまったので、今日の訪問となった。

おそらく、正確に私のやりたいことが伝わらなかったのだとおもう。非常に重要なアドバイスをいくつももらったが、なんだかピントがちがっていたように思う。しかし、それを考えても余りある成果があった。

1 コンピュータで映画をつくるばあいは、レンダリングファームという設備をつかっている。通常3000台(すくなくとも1000台)のコンピュータで処理を進めている。映画の1秒に15カット使うとしたら、3000台のコンピュータなら、100秒の映像ができる。これなら一枚に1月かかっても、映画づくりは進められる。しかし、この次元のことをするなら、個人ベースではできることではない・・・。さらには、私のCGはどうも、スーパーコンピュータで解決できるとかいう次元でもなさそうだ。

2 リアルだということと、リアルっぽくみえるというのは別ものだ。CGの場合、リアルの一歩、つまりモデリングを細密にやったものは、不自然であることがおおい。リアルに見えればいいというのなら、簡略化したもののほうがリアルっぽい。非常に含蓄のある言葉だ・・・。

これまでのことを総合すると、これからの切り口・焦点の絞り方などとても重要な方針が見えてくると思う。この美濃の地にいると、だれも喋るひとがいないが、こうして足を動かせば、なにか見えてくる。今週の金曜日は先週の金曜日に話をきいた方に会いに九州は福岡にいく!
ちょっといままでの試行錯誤をもとに、論文になるような絞り込みを考えねば。

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