今週の長良川

毎日長良川を見ながら生活している。この季節、気になることがある。それはサツキマスだ。サツキマスは、アマゴ(ヤマメ)が山から海に出て、そして産卵のために山にもどってきたときの状態の魚をいう。姿・形はシャケのような魚。山ではせいぜい20cmのアマゴも海に出ると50cm(たぶん)くらいに大きさになり、アゴも出っ張り、まさにシャケになる。昔はいろんなところにもいたようだが、いまでは長良川とその他数本の川に生息するだけ。この話を知ったとき、同じアマゴも海にでるのか、出ないのかで姿・形が大きく変るというその話に、いたく感心したものだ。人間も同じかなぁ・・・などと。

実は、もう20年も長良川に通っているが、私にとって幻の魚、サツキマス。4-5月に海から上がってくるため、年中いるわけではない。しかも、いつごろ、どこを通過するのか皆目検討がつかない。夏の山の川で「らしき魚影」を発見したことはあるが、「間違いない!」と断言するにはちょっと・・・。

さて、そんなサツキマスと関係があるのだろうか。今週あたりから岐阜市あたりで釣竿をたれている人を割りと見かけるようになった。もしかしてサツキマス?ならば、今年こそは偏光グラスを入手し、照り返しのきつい川面の奥の魚影を観察してやろう・・・。・・・。などと、通勤途中に妄想していたら、バイクの方向指示器を消すのを忘れ、後ろの車に迷惑をかけていた。

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