今日は営業のため休みをとり東京にいってきた。用事は午前中で終わった。そのまま帰るのはもったいないので17年振りにあの場所にいった。
私には近付けないheroが二人いる。ジャッキー・チェンと植村直己。あの場所とは植村直己ゆかりの板橋区の仲宿商店街の奴という豚カツ屋だ。東京で会社員していたとき、東京赴任になったとき、なにはともあれいった場所。探したが見当たらない。近所のお店を回って、ドラマで昔の恋人の消息を尋ねるように、古そうな店、年寄りを探して、「昔この近くにあった奴というトンカツ屋を知りませんか?」と聞き込みをして回った。そして得た答え。すでに廃業したとのこと。いまではその地は、洗濯屋に変わっていた。所業無情がシャバなのだとあらためて感じた。
写真の豆腐点は植村直己の奥さんの実家の豆腐屋。一度お会いし話したこともある方だ。植村直己の写真集に私の名前を書いて、私にくださった。
何が起きようと僕のヒーロはいつまでも、同じ形で時代にとどまってほしいと願うけれど、そうは行かない現実社会。
一方、渋谷道玄坂の名曲喫茶ライオン 創業1926年は健在だった。