乾いた泥炭
正直、泥炭という言葉は知っていたが、どんなものなのかはインドネシアに行くまであまりリアルに考えたことはなかった。しかし、現地に降り立つと、泥炭というでけあって炭だということが実感としてもてた。動画の中の音が聞こえるだろうか。からからに乾いている。
燻る
この泥炭が、いつもとこかで同時多発に燻っている。道路わきでも畦道でも・・・。いたるところ煙が立ち込める。この泥炭は深さ何メートルにもわたって体積しており、昔は水はけがわるかったのでいつもじめじめして、この炭が燃えることはなかったが、森林を切り開き大地が乾けば、もう山火事天国である。
焼野原
泥炭が燃えている、森林が燃えている、といっても、大体燃えているのは、道路から眺めるということが多いからなのかもしれないが、ジャングルが燃えているというよりも、伐採が終わってほったらかしになっていた草地や二次林など、人の入った旧ジャングルが多い。いわゆる点在するジャングルも燃えていることには違いないが、どうやら草地や二次林からの火災が延焼したためにジャングルが燃えるという感じだ。
川から
パランカラヤの町の30キロくらい南に川が流れている。道も橋もない。モーターボートをチャーターして川を80キロくらい下ったが、そこから見る景色も、火事跡につぐ火事跡。果たして、なんでそもそも山火事が起きるのだろう。エルニーニョだけが問題ではないだろう。