いまから10年位前に、ある森林組合のお手伝いをした。謝礼を!といわれたが、それはお断りしたが、是非にといわれて、では私は木工が好きだから板をくださいといった。現在の職場に勤めるまえの話だ。
話半分で聞いていたのだが、いまから7年位前に、「板を取りに来てくれ」といわれて、本当だったのかと、いそいそ板を取りにいった。
使うあてはないまま、4年くらいが過ぎた。
いつしか、月日が流れ、実家がテーブルを買うといったので、そんなら俺に作らせてくれ。いまから三年前の話だ。実家では椅子をとっくに購入して、テーブルを待っていたが、一向いに進まない私の工作。いろいろあって・・・。しかし、最近一念発起して3年間の集大成だ!!!(足の部分だとか、天板の加工はしていたのだが、なかなか魂を込めているだけあって、妥協はしたくなかったので完成していないのだ)。
形は何とかできたが、問題は板についていた皮をはがして、磨くこと。塗装することがまだ残っている。一番の山は磨きだ。きっちり長方形ではなく、木の形をそのまま活かしたい。テーブルを触ったとき、機械で削ったような無機的な感触ではなく、有機的な感触。それを目指す。ところが、どうやってそんな加工をしていいのかわからない。
そこで、樹の皮をはがす道具をいくつか作ってみた。どうやら竹がいいようだ。
しかし、細かい傷がさりげなく残る。
これらの傷をなくそうと思えば、グラインダーでペーパーをかければいいのだが、そうすれば有機的な感触が損なわれる。うーん、悩みどころだ。