月別アーカイブ: 2009年11月

薪割り

日曜日はダッチオーブンでピザ焼き修行の日である。
となれば、薪がいる。そこでここ5年くらい動かしてなかったマイチェンソーを手入れして、職場に転がる丸太を切り、職場に備えてある斧で薪割りをすることにした。

直径が15cm以上の丸太を割るのは、思い返せば人生初かもしれない。実家にあった手持ちの斧で、その丸太を割ろうと思ったら、年季の入っていた斧の柄が折れた。そこで、職場に備えてある斧を使ってみたら、パックリと気持ちよくまきが割れる。

最近エコについて考えることが多い。まきを割りながらもエコを考える。

薪で風呂をくべている学生がいたので、一回の量を聞いてみた。写真の30cmくらいの丸太が二本くらいだとのこと。

高度成長期になる前は、おそらく毎日風呂に入るほど豊かではなかっただろう。一日おき、二日おき・・・。夏は水でもしのげても冬はそうは行かないから、燃料代節約のためにそうなることだろう。

ということは、風呂に入る回数が増えるということは、少なくとも昔の二倍・三倍の湯を沸かしていることになる。必然、二倍三倍のエネルギーを必要とする。

しかもシャワーが登場した。シャワーの登場によって、あっという間に湯が作られる給湯システムが各家庭に備わった。それによってかつての2倍から4倍くらいのエネルギーが使われるのだろう。

さらには、昔は大家族、みんな一斉に短い間に風呂に入る。風呂の温度管理も大変だし、使う薪の量も少なくてすむ。ところが今は核家族、しかも父ちゃんは残業、子供は塾や部活。生活のリズムは個人プレー。となると、風呂のタイミングはバラバラで、そのためにエネルギーをつかって湯を沸かす。

昔なら、二日、三日で30cmくらいの丸太が二個しか使わなかったものが、一日で30cmの丸太2個から4個くらい使う。つまり昔は二日で二個なら、一日換算では1個。ということは、現在は、昔の丸太エネルギーを2倍から4倍つかって僕たちは生活している。しかも、大家族から核家族になることで、日本全国の風呂の数は増えたために、日本全体では2から4倍の丸太ではすまない量のエネルギーを使っている。

しかも、そのエネルギーは化石燃料。

究極のエコは、風呂の数を減らし、家族がそろって短時間で風呂に入り。シャワーは使わない。

日本がそんな生活を送ってから、途上国に対して「地球温暖化」について説教すべきではないか。

そんなことを薪割りをしながら思った。091102_1036

昨年の今頃

昨年の今頃、コンピュータグラフィックで山に木を植え、光をあてていた。
A 研究遂行のための大体のツールがそろったが、木の形をどう数式で表現するか。
また、
B 大量処理に時間がかかることで少々頭の痛いことがあった。

そんなことをしているうちに、中部財界からの仕事やインドネシアの仕事がはいり、一時停止になっていた。

さて、いま私の中では「凪(なぎ)」の状態だ。正直、インドネシア帰りで放心状態なのだが、最近またメキメキエネルギーが満ちてきた。

そこで、一時停止になっていたCGの改善を行うことにした。
Aについては、とりあえず文献を春に揃えた。準備は整った。
Bについては、私の技術力の問題とあきらめていたが、ここ4日、格闘した結果
これまで、数時間かかり、そのあとのエラー処理をアナログでやっていたことが
あっという間に、ものの1分もかからず目的のものが出来上がる状態になった。

よーーーし。
力が満ちてきた。

ついに位山 にいくぞ!

とうとう11月3日を位山の登山日と決めた。

なぞの多い、ミステリーゾーンの位山。

巨石文明があるといわれる、飛騨地域。なかでも位山はもっとも話題が豊富なところだ。

・・・。

飛騨に伝わる「竹内古文書」というのがあるらしいが、その古文書によれば、なんと人類発祥の地は乗鞍山麓なんだそうだ。その乗鞍が気候変動によって生活に適さなくなったため、人々が位山に移ってきたのだそうだ。

話によれば、古事記でアマテラスオオミカミが岩穴にかくれてしまった、天の岩戸も、位山にあるのだそうだ。また、山頂に泉がわいているのだそうだ・・・。

ついに、11月3日に行ってみることにした。

昨日は、位山の準備に金華山を二往復した。

一方、今日は雨降りなので、ピザ焼きは順延。