先日コガタスズメバチの巣を撃退した。なにか仲間の虫は感じるのだろうか・・・。今日、職場でパソコンに向かっていたら、乾いた羽音がする。天井を見上げると、またスズメバチだ。
私の居室は、ちょっと油断して網戸などを開けていると、ときどき好まざる訪問客がある。スズメバチだ。毎年数件ある。今年はこれで、2匹目だ。昔は、スズメバチが部屋に入っているだけでかなりうろたえた・・・。しかし、4年前にスズメバチに囲まれて森林調査をしたころから、とりだてて攻撃モードの状態でないスズメバチがいくら人に近づいても、さすことはない。・・・しかし、判ってはいるけれどスズメバチの羽ばたきが巻き起こす風をまぶたに感じてもジッとし続けることは、恐怖の時間の何ものでもない。ともかく、最近は部屋に迷い込んでくるスズメバチにうろたえることはなくなった。
さらに、スズメバチにも「アースジェット」という殺虫剤を噴霧すれば、たとえこちらに向かってきてもハチが方向転換することを覚えた。そして、そのアースジェットが数秒間スズメバチにあたれば、スズメバチはコロリト地上に落ちることも分かった。今回も逃げ道を確保しつつ、シューーーー!。そしてとどめは「ハチノック」という強烈スプレーだ。
コロリとやられたスズメバチをペットボトルに入れて、観察した。なるほど、こいつが針だな・・・。服は少なくともこの服以上の厚みがないと貫通するなぁ。しかし、意外とハチは毛深かった。プラスチックのお面のようなハチの顔も、まるで産毛がはいている私のデコのように繊毛が生えている。新しい発見。すこしだけ、すこしだけ、親しみが出た。