個人で買うには高すぎる。しかし、このDVDを探していちいち借りに行く面倒くささ、またブルースリーのDVDのように、気になるところは何時でも何度でも見直す気軽さ、それらに負けた。
かつて二度ほど足を運んだサイパンと野村進の『日本領サイパンの一万日』で太平洋戦争をガラス越しに見てきたような気分になった。もうすこし、クリアなガラスで歴史を直視したくて、太平洋戦争のことを知りたくなった。
そうすると、それを中心にしてうごめいてきた世界情勢を知りたく、「映像の世紀」をどーしても見たくなった。半年以上前のことだ。半年以上悩んだ挙句に、手っ取り早く「知りたい」という気持ちに勝てず、購入してしまった。