治安の問題から、移動はタクシーにしろといろんな人から言われていた。そんなことをいわれても・・・。日本でさえタクシーに乗る勇気がない私が、異国のちで乗れるわけがない・・・。しかし、乗らないとなにもできない。ケニア到着で最初にしたことは、タクシーの交渉。何とか足を確保する手段をマスターした。
そして、この動画がケニア第二の都市、モンバサの市街地風景。まぁよくある景色だ。車も日本車が多い。
タクシーにのると、必ずいわれたことが二つある。
①「どこの国から来たのか」
(いままであまりいわれたことがない。いつも日本人としていきなり話しかけられた。最近の中国の台頭から、日本・中国・韓国・・・と東アジアの住民が海外進出してきたからなのかとおもったが、親父が30数年前に滞在したときから同じ質問されていることから、どうやら最近にはじまったことではないらしい)
②「トヨタの車はいいねぇ。日本では安いのか?」
の二つだ。
値段を聞けば、中古車で60万のタクシーといっていたカローラフィルダー。まぁ日本とあまり値段は変わらない。中古といえども、まだまだ新車のようだ。ニュージーランドも日本の中古車が多く走っていたが、ケニアはそれ以上。ほとんどが日本の中古車だ。
なかには、40年前のカローラも走っていた。たぶん、日本にもってきたらメチャメチャ高い値段で売れるのでは(?)。
しかし、この現状。ちょっと考えるところがある。
日本で乗り換えのための下取り車。これが海外に輸出。まだ十分、というか十二分に走れる。海外では憧れの的。一方日本は、プリウスに始まるエコカーブーム。日本の車は低公害。低燃費。そして、中公害・中燃費の日本車が途上国に持ち込まれ、さらには高公害・高燃費の不良車が”ただ走る”ということだけで黒い煙を青い空・白い雲の国に撒き散らす。そして裸足で10キロ~20キロを徒歩で友達に会いに行く人々の横を通り過ぎる。黒鉛を吹っかけながら・・・。
そして、日本は京都議定書だ、生物多様性だときれいごとを言う。
・・・なんか、間違っていないか・・・。
しかし、さすがのケニアでも私の車のように28万5千キロという車もあまりないだろう・・・。私は”動く限り”いまの車に乗り続けようとおもう。

ともかく、交通の手段はいろいろだった。
よくある車・人・自転車

日本ではとうに絶滅した三輪車

もちろん、バイクもある。ただ、このバイク多くは中国製とインド製とのこと。ホンダ・スズキ・ヤマハはめったにみない。ケニア人に聞いたら日本のバイクは高いからだとのこと。しかし、日本車とちがって中国・インドは耐久年数が短い。日本車は長持ちするといっていた。

こんな風にバイクショップがまちのあちこちでみられた。ネパール・インドネシアにいったときは、エンジン音が静かで、こんなバイクがいいとおもったが、日本でアフリカにいく直前に大型バイクCB1100を試乗させたもらってから、こんな風なバイクがやけにおもちゃのような気がして魅力がうせた。

インドネシアはもっぱらスクーターが多かったが、ケニアではスクーターはまれだ。スクーターよりも道を闊歩する牛のほうがはるかに多かった。