学生さんの卒論のため、今年は「経営」「経営戦略」系の本を何冊も読んだ。そんな中、もっとも手ごわかった本が、『ブルーオーシャン戦略』だ。まったく読みにくい!訳者には失礼だが「この人、分かって訳しているのか?」そんな疑問を持ち続ける本だ。第3部のブルーオーシャン戦略を実行するについては、めちゃめちゃ面白い内容だったが、そこに行き着くまでが長いことと長いこと。近年まれに見る時間がかかった本だ。
通常、本は風呂で読み始め、面白ければコタツで読んで・・・ということなのだが、この本は面白くなかったので(訳者のせいだと思うが)、一日・二日で読めず(コタツで読めず)、何回も、何回も風呂で読んだ。おかげで表紙は水分でひん曲がった。
本がそんな風にカタチが変ったのは初めて。
読みにくい本だったが、エッセンスはつかめたかと。