今日は和歌山で講演を頼まれていた。先日、7月上旬につぐ二回目の和歌山訪問だ。これまで未開拓の土地。抱いていたよりも都会であり、大阪に近い。岐阜から和歌山まで3時間あればつく。
13時からの講演で、12時過ぎに県庁にタクシーをつかって到着。すると、もっとも和歌山らしい景観に遭遇。県庁での智弁和歌山壮行会。うーーーん、遠くに来たなぁと実感の一こまだ。
講演の中身は、熊本の時よりも絞った内容にしていた。熊本の時はGISを主体にしたトークを頼まれていたが、和歌山では、森林所有者が経営の意欲を持つようにというオーダーだったので、林業生き残りの方策について話した。講演では事前と事後に似たいようなアンケートをとった。いろんな質問をぶつけはしたが、その中の確信犯的な質問は「あなたは所有する山林をどうしたいか?」という質問だ。答えは選択肢。①積極的な資産として活用したい。②負の資産にならないなら今後も森林を所有していたい。③売れるなら売りたい。
講演の狙いとしては、②と答えた人が私の話を聞くことで①に代わっていくというのをネタった。総勢40人程度の徴収だったが、すくなからぬ人が②と答えたあと話を聞いて①に代わっていた。
まぁ良かったかなぁ。
さて、和歌山といえば御三家の紀州藩。徳川吉宗の出身藩。県庁の近くに和歌山城があるので、帰りに寄ってみた。これを見ると、名古屋城・江戸城のスケールの大きさが実感できる。御三家といえども、天守閣は名古屋城や大阪城ほどの迫力はない。しかし、全体が森に包まれ、国破れて山河ありを思い起こすお城だ。また石垣が興味深かった。裃をきて本丸御殿に通勤する武士たちの姿とすれ違ったような気がするお城だった。今度くることがあったらゆっくり見学したい。