もう半年たっているのに・・・。すべてのことは時間が経てば戻るもの。疑いなくそう思っていた。けれど、よく考えればそうではないことをまざまざと思った。
いまだに船は地上に打ち上げられたまま。
テレビで電柱にしがみつき一晩を明かしたという方がいたが、もしも、松の木に登っていたらこのように根こそぎ倒されていた。
トラックは田んぼに変形した形で残存。まるで、サイパンの海で朽ち果てていた戦車のよう。田んぼの中で、ひっくり返った状態で一部を水面上に出している車・トラクター・船を沢山見た。
時間が解決するのではなく、誰かがやらないと物事は進まないことを改めて実感。
lこの惨事に、いま自分は何ができるのだろう。
被災地へ物資を提供した。
すくなからぬ募金もした。
けれど・・・。それだけで足らないことを実感。
そして恐ろしいこと。これと同じ規模の地震が・・・、地元でも、故郷でも・・・。