月別アーカイブ: 2011年10月

石巻 その6

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昨日、石巻の方がいらしたときに、先日私たちが同行させてもらった道筋をグーグルアースで表示させてみた。GPSで行程を記録させていたので現地との対応がよくわかった。
地面からはよくわからなかった、現在だけからはよくわからなかったことも、空から、過去の画像からよくわかる。

確かに道はなくなり、大地は海に飲み込まれ戻ってきていない。

上の画像が10月4日にブログの場所。

下の画像が9月28日にブログの場所。

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新職場、半年たって・・・

もう新しい職場にきて半年になる。しかし、いまいち自分のポジショニングがよくわからないまま時間をとってしまった。こんなことで給与をもらっていていいのだろうか・・・。しかも、出稼ぎばかりして職場にいない日も多かった・・・。

そんな日々だったが、やっと張り合いがが出てきそうな話が2つ現れた。
来年の4月からの授業担当のオーダーがあった。大学一年生向けの「地域の防災と安全」「情報スキル」。大学院向けの「特別講義」。特別講義以外は門外漢だが、なんとか自分の幅を広げることになる新しい話を学習してみようと思う。

そしてもう一つは、先日の石巻の方との共同研究?の話。どうなることか判らないけれども、やっと林業からはなれて林業業界に新しい息吹をあてるチャレンジに取組めるネタとチームが出来上がるかもという予感。

二年ぶり以上の・・・

今日は集中したいことがあり、家で仕事をしていた。コンピュータを使ったデータ処理に関する仕事だ。こーゆーデジタルなことをしたときは、フィジカルなことをするようにしている。つまり、金華山!

左ひざが痛い・・・、はずだがどこまで治っているかのチェックをかねて、えーいっ、行ってまえ!家から金華山山頂に馬の背コースで頂上まで上り、家とは反対側に降りる。そして決断。

このまま、来た道を折り返すか?それともドライブコースで走りながら、山を登り山を下るコースで行くか・・・。後者のコースはもう2年以上、負荷がきついのでやっていない。

でも今日は・・・、よーし、左ひざの痛みが小さくなったので、2年以上ぶりのコースに行ったれぇ~!

時折、コースが北西の斜面を横切るとき、町の「金木犀」の香りが、金華山を駆け上がり、秋を実感させる。風の音、金木犀の香り、木々のザワメキ・・・。

馬の背コースののぼり(25分)、岩戸公園へのくだり(15分)、金華山ドライブコース(30分)。

結局、運動後のストレッチを含めて1時間10分以上・・・。

空手をやっているせいか、それとも年なのか、今のところ筋肉痛は皆無!
空手のセイパイを教わっている最中だからかな?

この師匠から、この型を教わっている。なかなか、師匠のようには動かない・・・。

アニメソング


最近、ちょっと気になっている歌手がいる。数年前になくなった本田美奈子だ。ちょうど私が高校生の頃がデビュー。思い出深いのは大学に合格した頃、彼女のヒット曲があちこちで聞かれ、彼女のあの歌を聴くたびに、1987年の4月を思い出す。

何かのきっかけで、中村あゆみや渡辺美里の歌をYouTubeで検索していたときに、本田美奈子が引っかかり、それ以降、彼女がどのような評価をされていて、私の認識とどう違うのか、そんなことを夜な夜な調べていた。

そんな中、彼女の「風のうた」というアニメソングに行き当たった。ちょっと聞いてみた。とても力強い。好きだ嫌いだ、夢だ希望だという歌が多い中、なんだか雰囲気が違う歌。

そういえば、アニメソングは力強い歌が多い…。

自分でいうのも何だけど…、連載でもときどき「意味不明」な「リズム」を意識した言葉を入れているつもり。その根源は、歌謡曲の作詞にあると自分でも思う。思わず、筆が走るリズムは、そんなギターを持って町中で歌っていたころの残像だ。

さて、この「風の歌」歌詞を聞いても、一行一行コマ切れの内容で歌える意味が少なく感じるが、全体として言葉で言い表せない雰囲気を伝えているように私は感じる。歌詞(日本語の韻)、それを発揮させるリズム…。アニメソングの作詞をこれからいろいろあたり、自分の作文力に活かしたいっ!

映像によってさらに雰囲気が…。 いろんな学びを得られる感じ。

石巻 その5

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石巻といえば、セイホクの合板工場の現状が気になった。そこで、今回案内してくださった先生にセイホクの工場の横をとおってもらうことに。震災直後からしばらくは、合板工場が大きなダメージを浴びて、生産ができず、日本の合板価格が上がったとのことだった。私が会社員だったとき阪神大震災があったがその時と同じよう、仮設・新築で合板需要が伸びる一方、生産拠点がなくなれば、価格は上がる。いまも、震災前よりもだいぶん高いようだ。

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生産を始めたかどうかはわからないが、人が工場内をあるいているのを目撃できたし、土場に材木もつんでいた(ただ、量はこれまでニュージーランドで20万立方メートルの製材工場の土場や在庫の量とそれを使い果たす日数を体感してきた感じからすると、現在のセイホクの在庫量はまったく少ない)

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そして、このブログで石巻の最初の記事で言った、スギがらだが、現地で数週間海水につかっていたスギはあらかた枯れていた。しかし、樹種によっては海水につかっていたも枯れなかったものもあるようだ。

石巻 その4

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 今回の石巻で一番びっくりしたのは、町がなくなっていること。
家が壊れて更地になったわけではなく、家がなくなり海になった、池になった。
そんな景観は想像を絶していた。

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後ろの景色で小山が見られるが、それは積み上げられたがれき。きっと、その瓦礫を取り除くのは海の中・池の中での作業だったのだろう。人命救助も海の中・池の中…。

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 道路は、途中で海の中に消えていた。

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書籍の作成とは・・・。

この10月10日で一年間の業界紙での連載が終わる。

2000文字の依頼ながら、毎回3500から4500文字書いていた。その連載もとうとう終わりだ。そして、10月末を期限にして、連載原稿をまとめた書籍が出版される。初めての単著だ。

いつも3500から4500の原稿も、初稿は7000から8000くらいは行ってしまう。つまり割愛した話も多い。書籍化されたときは、効果的なトピックなら、割愛した話も復活させたい。書籍は160ページを目安に作成される。

連載では、平均7ページ。7×12で84ページがいままでの原稿だ。倍書ける

とはいうものの、本を書くとはどんな行為なんだろう?本一冊読むのに一日かかる。原稿を推敲するということは、何回も読むということ。ということは、一冊の本を何回も、何回も読むということになる。本はどうやったらかけるのか?まったく未知だ。

とりあえず、毎回の初稿から提出原稿までのオリジナルを見ながら、何を付加するか?どこを図で補強するか?考えることにしている。

いずれにしても、この書籍作成を終えれば、きっと新しい気づきがあると思う。そう思って、この苦しみを乗り越えよ!!!

言いえて妙

昨日の空手。感動した。

私の初心者クラスのあとの上級者クラスでの指導の言葉。

正拳の力をいかにつよく出すか、そんな話での出来事。

蛇口がある。蛇口にホースがついている。蛇口をひねってホースから水を出す。そのとき、ホースの途中を足で踏んだらどうなるか?

水がでなくなる。

それと同じで、正拳も大地から足、足から腰、腰から型、肩から肘、肘から拳と力が伝達されているときに、どこかに力がはいるということは、ホースを踏むと同じ事。0の力(力みのない状態)から100の力にするのは0から徐々に100になるのではなく、0から突然100にすることが必要。
ここまではとくに感動することもない。フムフム・・・という感じ。感動したのはその次だ。

では、100はどこで100にしたらいいのか。「フィニッシュの瞬間か?」「ちがう」「フィニッシュのときは既に0」
ここが感動のポイントだった。

いま連載の原稿で、「仕事は8割終わったら、視線は次に」と私は表現していた。スキーのコブの斜面を下るのと同じ。足元の対処は感性と直観。考えるのは、先の先のコース取りを考える。そんなことを言っていた。

フィニッシュは0は、私が表現したかったものそのもの。

これぞ万物の法則か?ちょっと感動。

ひと月半ぶりの金華山

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最近、人間ドックをやった。気になるところはいろいろあるが、なんとか持ちこたえているようだ。今年は、環境も変わったので体調を整えるにも規則正しい生活ができなく、今年だけはとあきらめている。
やっぱり、少し太った。体重、お腹回り・・・。

これではいかん。仕事も一段落ついたいま、運動をできるときにしておこう。
左ひざを痛めてやめていたジョギング or 登山をすることに。選んだのは登山。

金華山を馬の背で登り、岩戸公園におり、今度は来た道を引き返す。2往復の登山だ。調子こいて走って下ってみた。グググ・・・。やっぱり膝が痛む・・・。前よりはよいけれど、これはほどほどにしないと治りが遅れる(もっともなおればいいのだが)

さて、馬の背。久しぶりに発見。これは盃に違いない。素焼きの盃だ。
いつのも場所からの発見。この近くにきっと食事関連の施設があったのでは?
今日は道からそれたところで、岩にあいた横穴を見つけた。岐阜城防御のための施設か?

戦国時代に思いが走る。

石巻 その3

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港に近い小学校。裏山の住宅は無事だったようだが、小学校は津波。そして火災。まるで空襲にあったような状態だった。

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小学校に隣接したところに墓地があるが、その墓地も大変な状態になっていた。

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多くの小学生・教師が犠牲となった大川小学校。コンクリートの壁に砲弾をうけたように壁が吹っ飛んでいるとこもある。
まるでサイパンの最後の激戦地。日本軍指令施設のようだった。