想像力不足

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この写真が、いま話題になっているキャンプ・シュワブ沖の辺野古だ。昔の旅日記を読み返し、道路端に「We are not the target」と書かれた看板があった地域で、昔から米軍キャンプが人の生活の中に入り込んでいたようだ。

今朝、NHKのテレビで「嘉手納」の土地の83%が米軍キャンプと話を聞いた。

今回の沖縄で思ったが、車のナンバーも「沖縄 あ 11-11」というよくあるナンバーの中に、初め目を疑ったが 「沖縄 E 11-11」というように、ローマ字の入ったナンバーもある。郷に入れば郷に従っているものとおもいきや、なんだか特別扱いっぽく見えるナンバー体系。もちろん運転手は外国人。

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また、ヤンバルの森を案内していただいたときに教えてもらったこと。私が入った山はちょうど、照葉樹林の中に富士山のような綺麗な形で遠くからもはっきり目印になるような山だった。その山がベトナム戦争当時、米軍の射撃訓練の練習場になろうとしていた(山自体はどうやら国有林)。地域の人々は、射撃訓練日とアナウンスされた日に、皆総出で山に登り決死の覚悟で山を標的から外そうとしたということだった。また、その二日前には沖縄市で米兵による交通事故も犯人を米軍が無罪放免したことで、沖縄市民の怒りが爆発し、米兵の車をひっくり返したりの暴動。テレビでよく見る過激デモが日本でも…。
(写真の木には、当時の人が掘ったと思われる「アメリカ カエレ」と掘られた文字)

しかし、基地問題を他人ごととして考えていたようで
実際にモノを見て、話を聞かないことには深刻さを共有できないのは自分の想像力不足を実感。

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