大学の授業料

私が大学生だった頃の授業料は、確か12万。親から授業料にともらったお金も36キロオーバーの罰金に消え、大学3年生の夏休みはバイトで消えた・・・。大学院の時は・・・忘れてしまった。会社をやめて収入のない私は授業料免除をしていただき、勉強(?)できた。ともかく、昔、そして国立は授業料はお値打ちだった。

いまの大学。私立大学。

今日、私の部屋に卒論の相談に来た学生にいったことがある。この大学の全員に言いたい。

彼、あまりにも卒論を他人ごとと考えて、指導教官から私の「ガキの使い」状態。自分がいった何のために何をやっているのか理解できていない・・・。

彼に言った。君は授業料一年いくら払っている?
130万です。
昼飯代はひと月いくらだ?
だいたい1万です。
通学は?
3ヶ月4万です。

そうか、あなたは4年間で620万をつぎ込んでいる。
その620万で年収数千万の知恵をつけるか、それとも何も身につけずに卒業するか?
勝負は、卒論にある。
あなたは、教員を裏切っても、怒られても、学びの機会を与えられるために授業料を払っている。
620万は落ちていない。620万のもとをとり、620万を活きた金にしてくれ。
そんな「ガキの使い」のままで卒業したなら、あなたは4年間、毎日5千円を燃やして灰にしちゃっただけになるんだ。
分からな分かるまで聞き、怒られても、怒られてもしがみつけ。
そのためのお金が授業料だ。

大学には学生が1万人いる。
綺麗に着飾り、9時から5時までしか学校におらず(そんな大学は初めて経験した)、学食でだべって、休憩スペースで一人ゲーム機をあいてにする学生ら。
今、ここでしかできないことに夢中になってくれたらなぁ・・・。

とうとう4月から思い続けてきたメッセージを1万分の1ではあるけど、伝える機会を得た。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です