生きる最小単位の自分を実感した暮らしをしたくて、農業・山荘:(エコライフ)、マラソン・・・などしている私にとって、東京にはカケラのあこがれもない。毎回東京に行くたびに、すれ違う人々、街角の弁当屋で弁当を買う人々を見るにつけ、生物として不自然な生きるカタチを実践しておられると、不思議な気持ちと尊敬の念を抱きながら、俺とは違うと東京を後にする日々。
今日は、仕事のアポまで時間があった。一時半のアポ。現地到着12時。
恥ずかしながら、貧乏性の私は昔から、お店に入って時間を潰そうとおもっても、なぜかお店の敷居が高く、結局、町をグルグルあるいて終わり。そんな性格だ。だから、沖縄にいったときもバイクで一周しながら、沖縄名物を食べよう、食べようと思いながら、結局飯も食わずにバイクを走らせることになった。
さて、ともかく。
現代の東京には憧れはないが、江戸の面影がのこる東京、明治の面影が残る東京、昭和の面影が残る東京(渋谷のライオンという名曲喫茶はお気に入り)。それらだけにはソソられる・・・。今日はそんなソソる景観に出会った。
仕事のアポは神谷町。東京タワーの町だ。そこをグルグル一時間半、路地裏をジグザグしていた。そしたら暇つぶしにもって来いの神社があった。愛宕神社だ。・・・ん~ん、どっかできいたことあるなぁ。確か・・・江戸切絵図の図郭が愛宕周辺であったから、その神社をきいたことがあるのだなぁ。そうおもって愛宕神社に行こうと方向を変えてビックリ。まるで壁のような階段。こりゃ面白い。
Mな私は駆け足で登りたくなったが、打合せがあるので歩いて登る。
そして二度ビックリ。なんと面白い!!!
急傾斜の階段を登ってたどり着いた丘の上の神社。そこに池がある。しかも、その小さな池に『船がぁ・・・』。なんと風流な神社!感動の瞬間だった。