数年前、高校同級生のleeさんが家に遊びに来てくれたおり、「最近、目覚めが早くて」そんな話をしてくれた。なるほど、老いの進行はそれでみる。それを聞いてから私も朝は早く目覚めるようになってしまった。昼まで寝るということができなくなったのだ。
ところが、最近目をつぶればどこまででも寝れるようになってしまった。若返り?
まぁそんなことはともかくとして今日も目が明いたら10時近かった。TVをつける。
するとBS NHKでカーネーションの一週間のまとめがやっていた。
しまった。見てしまった。ぶつぶつ思いながら・・・。
大阪岸和田が舞台のあの町で、夏を表現するのに
ある話では夕方「ひぐらし」が鳴いていた。
ある話では朝方「くまぜみ」が鳴いていた。
私が生まれた愛知県西尾市では、夏休みの宿題を片付ける(?)ラジオ体操から昼ごはんまでの間(ほんとうは夏休みこども劇場などでトリトン・マグマ大使・侍ジャイアンツなどを見ちゃっていたが)クマゼミがうるさく鳴いていた。
後に『セミの自然誌』という書籍によって、クマゼミが朝鳴くのは気温と湿度の関係から、その時間帯しか物理的に鳴けないというのをしったが・・・。
ところが、小学館の「昆虫のふしぎ」というマンガ書籍(いまでも実家にある)では、東京の夕方を表現するのに「夕方だよカナカナカナ」というセリフがあった。カナカナカナ?なんだそれ。私が住んでいた田貫町にはヒグラシは生息していない。だから感覚がわからなかった。
そして大学生の時、茨城県の同級生が「クマゼミの鳴き声にびっくりした」「なんだ、あのセミのお化けは!」と言っていたのを知り、クマゼミは南方系、ヒグラシは北方系のセミで、東海道は箱根を挟んでクマゼミがそれより以北はいないとしった(いまは温暖化で東京にもいるようだが)。
さて、話はカーネーション。戦後の大阪(つまり西尾のような平野)に北方系のセミがいるのか?相変わらず演出とうか考証があまいなぁNHK・・・と思いながら、あまりに見ていられなくなり、TVを見ながらほかのこともしてみた。
二段回し蹴りの練習だ。
左、二段回し蹴り、ブルースリーの気分。カーネーションの不満を木人椿(2010年12月14日登場;いまは木人椿1号は家に連れてきている)にぶつける。
右、見段回し蹴りぃーーー。下段、OK
上段、あーーーー。
いてててぇーーーーーー。
なぜか、背中の肩甲骨内側の筋に激痛が走る。呼吸するのが苦しいぃ。
あいたたたた・・・。
起きて朝一の木人椿は命取り。準備運動をしないといけない歳になっているのかぁ。
私には、寝坊ができないことよりも、準備運動しないと怪我することのほうが大いに老いを実感した。
おかげで、朝から風呂に入り、ストレッチをして、エレキバンの世話になり、やっと呼吸が無理なくできるようになった。今日の空手どうしようかなぁ・・・。血流を活発にするために、いま酔拳はじめちゃったし・・・。