月別アーカイブ: 2012年2月

春・・・。・・・。

昨日、今日の朝とても寒かった。というか冷たかった。参った。
しかし、日差しはまぶしく、今日の午後は暖かった。つまり、春と冬が同居しているけれど、確実に春の陣地が広くなってきている毎日。

心理学的には、春の陽気によって人は「ワクワク」して積極的になる季節らしい。一方秋は、もの悲しく消極的な季節らしい。

しかし、私は若干違う。
春の暖かさ、喧噪、湿り気具合を肌で感じるたびにもの悲しい気持ちになる。

原因は明らか。
18歳の春。桜が咲く季節から私は浪人生活を始めた。
23歳の春、桜が咲く季節から私は留年生活が始まった。

春、皆が新しチャレンジに浮かれているとき、私は2度、激しいどん底に落とされた。(もっとも今を思い返せば、どん底に落とされたというのではなく、自らどん底に落ちるべく人生を選んでいたようだ・・・)

だから、暖かくなり、光がまぶしくなり、フレッシュマンが街を闊歩するようになるこの時期、私は毎年18・23の春を思い返し、とてもーーーーー、シンミリする。

だた、このシンミリ、さみしい気持ちになるのは嫌いではない。冷静に自分を見つめ直し、これまでの毎日を振り返り修正するには、この春のヒカリや雨の夜ほど心地よい時期はない。むしろこの季節、自分を見つめなおす「今」の季節感は私には必須になっている。そして、もしかした秋よりも好きなのかもしれない。

※春になると暖かくなり、夜でも窓を開けて夜の時間を過ごせるようになる。そんな夜、季節の移り変わりによくある小雨が降ることがある。夜、そんな小雨の音を聞いているのが私は好きだ。夏や秋は虫の音色で雑音がはり、冬は風の音がつよい。春は、雨が草の葉をたたく音だけが闇夜に響く。そんなことのある春の夜の雨、これがいまでは一番心地よい季節になっている。

今回ばかりは観念した

昨日、職場の親睦旅行というのがあった。サラリーマン1年目にして懇親会が肌に合わないことを実感し、それ以来上司に注意をされようが、20年近くそんな機会(親睦会・忘年会・新年会・自分の退職会)を退けてきた。しかし、いまの職場は巨大組織のなかにあって、私は新参者。しかも研究所自体も新参研究所。職場に知り合いも皆無に近い。そこで、様子見が必要と判断し、20年来守りつづけた親睦会拒否を改め、参加することに。

そんなことで、桑名にいき、「蛤」を食し、長島温泉に行き、生まれて始めてアウトレットモールを訪問し、温泉に入る。
そして夜は、大学の同級生と20年ぶりにあい、いっぱいやって桑名に泊まってきた。

その間に、携帯電話の電池が切れ、乾電池で充電し、携帯の調子が悪くなり(先日の愛媛でも調子が悪くなったが、帰宅してから復活した)、今朝近所のドコモショップに行ってきた。

どうやら、携帯が水によって悪くなったらしいとのこと。5250円で携帯電話を新品と交換する保険に入っていたが・・・。悩んだ。

携帯電話をこれからも使うのか?これを機会にスマートフォンに替えてみては・・・。悪魔の囁き。

おいおい、お前去年のいまごろiPodタッチというのを購入し、通話ができないスマートフォンのようなものを持っていたじゃないか。だからお前が必要なのは通話だけ、つまり電話だろっ!

・・・
・・・

悩んだ挙句防水のスマートフォンに乗り換えることに。
ところが、軒並み防水のスマートフォンは在庫なし。
唯一の在庫のがあるのが、明日発売のスマートフォン。しかたない、それにするか。

というわけで、いまは携帯電話が使えない。
そして、あしたスマートフォンに変更したら、いままでの携帯のメールアドレスが使えるか、ショートメールが使えるか・・・。分からないことだらけ。
ぼけ防止にスマートフォンをしばらくいじってみるか!

ブツブツ交換第二弾

鮎は川で味が違う。さらには、天然か養殖かでさらに味が違う。天然物の鮎は味が濃い。

さて、鮎で有名な長良川。その長良川にあって鮎の評判が高いのが長良川の支流の亀尾島川。(どうやら近くでは和良村が有名だが、長良川の支流ではないので除外しての話) 近所の鮎料理では、鮎の注文は川・天然を指定できる。

数年前続けて、その亀尾島川のアユ漁を一緒にさせていただき、鮎をたらふくいただいた方がいる。そのかたのおたくで、とってすぐに鮎をいただく。

炭火で焼いた鮎は、皮がうなぎ、ハラワタがカニみそ、身が淡白な鮎と大変美味しかった。

これで最後になるが、今朝、とってきたアサリを其方のもとにお届けしてきた。いつもありがとうございます!また機会があえば夏に遊んでください!!!と。

山と海との物々交換。
名物と名物との物々交換。

コーユー世界が楽しいなぁ。

共感!!!

今日は、アサリを持って山談義・味噌談義をしに行ってきた。
何気ない会話の一言に、大いにジーンと来た。

三重のある大きな山持ちさんの家を、先方が昨夏訪問したときの話。
◯◯さんのところの家(三重の著名な林業家)は、本当に博物館のような家だった。あなたも一度見に行ったらいいですよ!

いやー、そんな豊かな家を見ると自分の生活がみすぼらしく見えるから、見ないほうがいいです。

いやいや、お金があるということと、豊かとは違いますから、アハハハ。

帰り際。

今日のアサリは私の地元の猿ケ島のアサリです。ちょうど金曜日にに潮が良いということで捕りにいってきました。

あなたは本当に豊かな生活をされていますねぇ。

いや全然!!!

豊かなのとお金があるのとは違いますから!

まぁ、そうなんだなぁ。

そんな会話が弾んだこのご家庭のご協力を得て、今年から味噌の一桶オーナーになることに!!今年に限り、このご家庭の有機栽培の大豆をいただけるということだったが(このご家庭は自家製の豆乳こんにゃくをつくっている)、なんとか今シーズン自ら大豆を作り、来シーズンはマイ大豆で味噌作りをしてみたい。寒冷地のほうがいい味噌ができそうなので、「山荘」で貯蔵してみようと思う。

ささやかな抵抗

世界中が豊かになることはあるのか?内需拡大で日本は豊かになることはあるのだろうか?そんなことをいつも考えているが、いまのところの答えはノーだ。

『経済の基盤には着実なものと砂上の楼閣の2つのものがあると思っている。日頃、世間で議論されている経済指標はその2つの和だ。

しかし、着実な基盤の上でこそ、砂上の楼閣ができるので、2つは分けて考えないと、一生懸命海の中で砂上の楼閣を作ることになる。
さて、着実な経済基盤とは、食料余剰(農業に従事しなくてもいい人を世界が何人養えるか)とエネルギー生産量に1対1で対応。砂上の楼閣の経済基盤はそれ以外の人間活動。林業は経済活動的には砂上の楼閣に入る。

世界の確実な豊かさは農業余剰とエネルギー生産に裏打ちされているが、あとはマネーゲーム。食料とエネルギーのことを放っといて、世界が豊かになれるわけがない。』それが私の持論。

そんな私のささやかな現代社会への抵抗は、ブツブツ交換だ。アンチ、貨幣経済。

貨幣経済は、価値を¥ではかる。私はそうありたくない。

持たざる者が10の収穫を得たとき、貨幣経済的には豊かなものには1でしかなくても、持たざる者が彼の10を富める者に収穫を提供した時には、それを富めるものが受け取った時、彼にとっての10を彼に提供する。そんな世になったらなぁ~。貨幣経済はみんなお金という物差しでことの大小をはかるが、私は、気持ちにたいして気持ちで応える。そんな世の中が理想。

さて、明日とあるところにブツブツ交換を申し出ようと思う。あさりを持って・・・。

目指せぶつぶつ交換ワールド!

今年も来た。

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大学生の頃から、縄文DNAが騒ぐのか、潮干狩りが私は好きだ。ちょうど碧南の火力発電所の漁業補償で、入場料の要らなくなった漁場が矢作川河口にあり、そこをマイホームゲレンデとして暇があればアサリをとりにいっていた。当時ウィインドサーフィンをしていた私には、ドライスーツがあり、腰まで水につかって、マンガンでアサリをとっていたのだ。

さて、その縄文DNA、いまだ健在!!!

今日は仕事を休ませていただき、三河湾の島に渡った。

昨年の今頃、この島で潮干狩りをした。それと比較すると、今年はアサリの粒が大きい。

都の大将

先日、発売された私の書籍。

書籍を発行すると、各方面に書評を書いていただき、販売促進をはかるという習慣があるようだ。マスコミに書籍を送付し、書評を書いてもらう。書評を書くチャンネルをもっている個人に、書籍を送付し書籍を書いてもらう。そんな仕組みがあることを初めて知った。

出版社から、そんな書籍を書くチャンネルについて問い合わせがあった。学者や学会で今回の書籍の書評を書いてもらえる団体はないか?

そこで、提案した。測量協会や、写真測量学会、土地家屋調査士協会など・・・。

そして一か八かの勝負を申し出た。先日、芥川賞の候補にあがってくる作品は刺激がないと言っていた都の大将に、私の本を送ってもらえないかと半信半疑で出版社に頼んだ。

そして昨日、出版社から連絡がきた、測量業界、大将に送りましたと。

大将がよんでくれるとは思わないが、何かそれが触媒となり私のパワーアップにつながればと思う。

思わぬ嬉しいことがありました

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今週の月曜日山荘から直接東京に日帰り出張をした。山荘での道具の積み下ろしを東京から帰った夜にしようとしたら、エンジン下の部分からオイル漏れ。これは困った。しかも火曜日は三菱のディーラーは休みだ。
今日、朝1でディーラーに行く。プレッシャーなんちゃらかんちゃらというのが破損していて、そこからオイルが漏れているとのこと。最近雪道でのギアの変速タイミングがおかしいのをついでに直してもらおうとオートマオイルの交換をお願いした。このオートマオイルは交換をきにして来なかったのでかなり汚れているとのこと。だから、エンジンオイルと違って一気に交換するのではなく、半分抜いて半分入れて、車を走らせて(潤滑させて)、さらに半分抜いて半分入れるという手の込んだ交換をするとのこと。車を預けて代車で職場に行く。

車ができ上がった連絡をもらい取りに行った。
精算を済ませて、サービスマンからの言葉。
いやー、あのパジェロ32万キロ走っているのに、すごく調子がいいですね。振動もひどくないし、音も静か。頻繁にメンテナンスされているからですねかね。オイルの交換のために少し走らせましたが、そのときビックリしました。

H7年、兄貴が出張先のアメリカで交通事故で亡くなり、H6年に兄貴が購入したパジェロ。8千キロ程度で引き継いだ車。兄貴が出張先にいく時、弟に伝言した言葉。「パジェロたまには動かしてくれよな。だけどオイルは5000キロ毎に交換し、エレメントは1万キロで交換しろよ」。その言葉を弟から聞き、頑なに守ったこのルール。そのおかげに違いない。

まだまだパジェロ絶好調のようだ。

3月7日、山形で講演。
3月10日、愛媛
こいつと一緒に行こう!!!

パジェロを褒められ気分は上々。久しぶりに今度洗車しちゃおうかなぁ!!!

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厳冬期仕上げ

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1月に入るとほぼ毎週、山荘に行ってきた。しかも、1月下旬からは毎週、宿泊している。 全体的な考え方としては、一番寒い時期と一番暑い時期を体験すれば、大体その地の厳しい環境は把握できるだろうというのがあり、これまでは、その一番寒い時の実験をしてきた。そんな寒く厳しいときに、現状を知り、何を改良し、何が楽しいか、それらを見つけようとしてきたわけだ。

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そんな、狂ったような山荘行きも、ほぼ今回が仕上げ。今回は一緒に600坪の敷地をどうするかを考えている方と一緒に厳冬期の過ごし方の仕上げを試みた。

山荘への道中にある水汲み場で水を汲み
山荘周辺の枯れ木をチェンソーで伐採し、薪を作る。

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文明の力のガスコンロで鍋を囲み、ストーブのある部屋の窓ガラスを梱包用のプチプチで外気を断熱してみたり、寝具のエアーマットあらため、発砲スチロール&スタイロフォーム。
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室内、土足を改めスリッパ。
テーブルとイス。

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深夜0時に就寝し、朝の7時に起床。
途中、目覚めた時に薪を3回入れ、朝起きた時にヤカンのお湯が沸いている。

設置した温度計も回収したが、どうやら最低気温が-10°程度。

訳も分からず、ともかく山荘に入り
カレー仙人と過ごした最初の宿泊が一番、環境が厳しいものだった。
きっとカレー仙人が再びここを訪れたら、ここを快適な空間だと思うだろう。

さて、私の山荘計画は、厳冬期の仕上げを終えて、次のステージに入る。しばらくは足が遠のくだろう。