職場にいったら、背広を着たり、袴を着たりした学生と思しき人々が講堂の前に集っていた。ははーーん、今日は大学の卒業式なのか?
さて、卒様式私には理解出来ないことがある。
父母の参加だ。
小中高まではなんとなく、父母が参列するというのは判らないでもない。けれど、大学生、大学院生の入学式・卒業式に父母が喜び参加するというのが、私の感覚にはない。
自分でいうのもなんだけれど、私はさすがにウブだった大学の入学式には参加した(参加しないといけないという、これまで自分にされてきた教育の延長線で考えていた)。小中高は授業は欠席しないもの、遅刻しないもの・・・。そんな教育をされてきた。けれど、大学に入れば、授業に出席しない自由もあることを知り”信じるものを信じて進めばいい”ことを知った。だから、卒様式だといっても、その意義がわからなかったので、出席しなかった。また、大学院の入学式・卒業式も出席していない。
そんな私からすると、父母が着飾って子供の卒業式に参加するということが理解出来ない。22歳以上の大人をつかまえて父母が子供の卒業に出席し、子供の卒業を祝うというのはどのような心境なんだろう。私にはノーアイデアだ。
ただ、唯一考えらえれるのは、子供への仕送りをし続けた親が「あーやっとこれで授業料と毎月の仕送りを卒業できる」という安堵感を得るために、子供卒様式に参加するということだ。つまり、卒業式の主役は子供ではなくて、本人(親)だ?しかし、よー判らん・・・。卒業式や入学式はなにがメデタイのだろう。入学式は、そこがゴールでもないし、卒業式もそれがゴールではない。単なる道の途中にある石ころみたいな儀式だと思うのだが・・・。