月別アーカイブ: 2012年5月

今日の授業

今日は情報処理の授業の日だ。
先週から、拡張子だ、二進法だ・・・。コンピュータ初心者の多いクラスの学生さんには本当に意識が遠のく内容。先週やってみてとことん思った。討ち死にしていく学生さんがチラホラ・・・。

そこで今回は3つの改善を用意した。
1 拡張子や二進法、ファイルサイズ、ビット・バイト、エンコード・・・などをなぜ知っていなければいけないか。これからこんな問題にぶち当たった時、こーゆー事を知っていれば解決の助けになるよ。学生さんの日々の生活と、この小難しい話とをなるべく結びつける話題をだしてからトークをはじめるようにする。(教科書に従いやっている)

2 なるべく板書をして、学生さんが抽象概念を自分の頭で考えながら進めるようにする。(パワーポイントで通常やっている)

3 難しい話が続いたら、いったん頭をリフレッシュするために余談をする。

以上の3点だ。

さて、問題は3だ。余談といっても本気の余談をするわけにはいかない。教育的な余談でないと・・・。そこで用意したのは2回前の授業で、図書館の使い方を説明していたので、学生さんに図書館の利用を促すべく本の話をしよう。

高校時代文化系でいま理科系の学部に来ている人が3分の1もいる。また遺伝子関連の勉強をすることになるのに生物を高校時代とっていない学生さんも少なくないことを先日知った。だから、彼女たちが手にとって見たくなるような生物系の本の紹介を余談としよう。

そこで、「ぞうの時間ねずみの時間」という本を紹介することにした。

「いまからする話は余談です。情報処理とは関係ありません。小難しいことをやっていたので一旦脳みそをリフレッシュするための余談です。

さて、この中でハエを叩こうと渾身の力を込めてハエたたきでバチンとしても、ハエに逃げられたという経験を持っている人はいませんか?僕はなんどもあります。なんで逃げるんだろう。こっちはもうスピードで体を動かしているのに・・・。僕はそんなことばかりずーっと考えていました。・・・。・・・。・・・というわけで、サラリーマンのとき、名古屋の地下街を歩いたら本屋の店頭でうず高くつまれた本がありました。それが「ぞうの時間・ねずみの時間」この本を読んだら・・・」

などと話していたら、前列右側7列目の女の子が、顔を真赤にしながら口もとを抑えて、笑いをこらえていた。そして、時折口元の手を開放して、手をうちわがわりに赤くなった顔を冷やしてパタパタやっていた。わたしは、彼女の尋常ならない状態に気づいた。

「えっ、どうしたの」と聞きたい気持ちは山々だが、そんな勇気はない。そんなに面白いことを言っているつもりもない。なぜだ・・・彼女の行動・・・。私のチャックが空いているのか?

不安で、不安で・・・。ドキドキ。

さて、本の紹介を終えて、学生さんに挙手をお願いした。「いまの話を聞いて、この本を読みたくなった人ってどれくらいいる?」パラパラと手を上げてくれる学生さんがいた。その中に尋常ならない状態だった彼女もいた。

・・・ということは、話の稚拙さに笑っていたのではない。話しが嫌だったわけでもない・・・。

考えられることは「なんでハエが逃げるのかをずーっと考え続けていた私の毎日の生活を想像し、笑えていたのではないだろうか・・・。ハエが逃げてその原因をずーっと考える人なんて・・・。いるの?なーんて。

ともかく、チャックも空いていなかったし、不愉快な思いをさせていたわけでもなさそうだ。フーっ。

出会い

いまの通勤路にしたのは、昨年の8月頃。その通勤路で気になる建築屋と材木店がある。前者は、恐ろしいほど豊富な製材品を抱え、後者は通常の材木店とは一線をかくした品揃えの店。8月頃からそれに気づいてはいたが、別段、その二つの会社の日頃の商いを妄想するだけで、それ以上の関心は持っていなかった。それが、1月頃から1度、2つの会社の方に話を伺いたいと思うようになった。

自分で言うのもなんだが・・・、私はあまり社交的ではない。人とつるむことは苦手だし、相手とのおしゃべりも上手ではない。何かテーマがあって、議論する!ということは好きなのだが、雑談というのがあまり上手にできないのだ。

そんな私だけれど、なぜかアポ無し突撃電撃インタビューのようなことは、嫌いではない。面識もない人に出向いて、世間話をしつつ、相手に合わせながら雑談して、いろんな話を聞く。

そんなことで、先ほどの2社を訪問して一度話を聞いてみたいと思っていた。

特に、材木屋のほうは特に興味をひかれていた。
材木屋は、ある交差点から50mくらい手前のところにある。私は毎朝、だいたいそこの信号機で信号待ちをする。ほんとうによく材木が動いている。しかも、土場においてある材木は毎回サイズや樹種がちがうばかりか、切り刻んで小さくしている丸太もある。

私はその土場をバイクで乗り込みコンテナハウスの事務所に近づく。コンテナハウスいは人影が見え、私は、私の一挙一動を”見られている”意識を感じる。イタタタた・・・。視線が痛いぃ。しかし、何事も感じてないように、ないように事務所に近づく。

お忙しいところすいません。ちょっとお話し聞けないでしょうか?

ああぁん。なんの話ぃっ!

私、林業の勉強をしていて、いつもここの横を通る時、御社に興味を持って・・・。

あぁ、じゃぁ中に入りな。

・・・。

(人相のキツイ禿頭のオッサンが突然、やってきたら、そりゃぁ警戒するよなぁと思いながら・・・)

無我夢中だったので、何分話し込んだのか分からないが、随分いろんな話を聞けた。私の林業仮説も間違っていなさそうだ。社長とは打ち解けてることもできた。こんどは手土産をもって、再度訪問してみようと思う。

サマータイムの功

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なぜだろう・・・。・・・。昨年の今頃、1人サマータイムで職場に8時や7時についていた。(家から職場までは1時間20分くらい)。それが、昨年の秋頃から?、だんだん朝起きる時間が遅くなり(NHKカーネーションの影響が大きいかも)、2月、3月は朝起きるのは7時半。職場につくのは10時から10時半という生活だったが、日照時間が長くなるに従い、朝起きる時間が早まった。いまは5時半から6時の間に目がさめる。

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さて、それが功を奏したのが今朝。

今日は、職場を休ませてもらい、山荘用の木材を、実家の軽トラを借りてそれを引き取りにいく。そのために月曜日は家に帰らず、実家に帰る。実家と飛島村。23号線で一直線なのだが、朝の23号線は渋滞・・・。それにハマればこまったものだ。木材問屋に勤める大学の同級生の仕事の邪魔にならないように朝一番で取りに行くには、朝早く実家を出ないと!

サマータイム生活の私は5時に目が覚める。おかげで渋滞はなかったが、早くつきすぎた。

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さて、この材木問屋。ここ4年間、一年に一度は倉庫を見させてもらっている。最近は、どんな材木が流通しているのかなぁ。そんな興味だ。

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昨年は、ヨーロッパのホワイトウッド・レッドウッドがだいぶ流通していたが、今年はレッドウッドはあまりないとのこと。ホワイトウッドも値段が高くなったため流通量は減ってきたとのこと。

代わりに、スギの集成材柱・間柱などが増えているのが目立つ。ユーカリ合板、ポプラのLVLも大いに目立つ。10数年前までは合板といえば、インドネシア・マレーシアだったが、数年前(シックハウス症候群や厚物合板の盛り上がり)はロシア材の日本製合板。それが今では、産地不明のカラマツの表面単板に国産スギの芯材。将来は・・・。

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この問屋のほとんどの材木は乾燥材に変った。

乾燥した分、木材の薫りが・・・。しない。

梁・桁・柱・間柱など構造用集成材だらけになっている昨今。そこに加えて中国製の合板など。
中国産の合板の原木山地は分からないが、中国は確実に森林面積が増えており、しかも生長の早いユーカリやポプラに着眼しているのなら、いずれユーカリやポプラ林業を中国はすることになるだろう。

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一方、日本。各地の森林研究所は・・・。スギ花粉の飛ばない杉の苗の開発がニュースになる。ちょっと前の総理はスギヒノキの間伐材でのバイオマス発電のための予算をとったと・・・。
日本は、まだまだスギ・ヒノキの呪縛のまま。

そして、日本の森林は長伐期、大径材を指向性よとの暗黙の音頭。

大径材にしたところで、その用途の梁・桁は集成材に変わりつつある。そして集成材で使われる材木もそのうちなるべく早く生長する材に転換されていくことは予想に固くない。確かに、大径材の需要がなくなることはないが、これはもう好き物の領域。皆がそれを目指せば値段が下がり・・・。そのうち、日本の大径材が中国に輸出され合板になって日本に戻ってくる。そんな時代になりかねない。

明日は飛島村に合板を取りに行く

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先日、東白川村に山荘の木材として発注していたものを取りに行った。当初は寸法通りにカットして納品されるのかと思っていたけれど長尺での納品だった。だから、こちらでカットしないと行けないが、カットするスペースがない。そこで、美濃のガレージを整理してスペースを作った。あとは、生産性を上げるために治具を作れば柱関係の調達は完了。

次は合板だ。大学の同級生が飛島村の材木屋につとめており、彼に頼んで合板を問屋価格で買わせてもらうことになっている。12mm 24mm の3✕6板、1000✕2000・・・。予めそれらのカットをお願いしている。納品されるのは岐阜県産材の合板だ。

そして最後は、電動工具とボルトネジ。

それらの調達が完了すれば、あとはパネル作り。

なんとか梅雨時にそういった部材加工を終えたいと思う。

発見。

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金曜日に東京に行ってきたついでに、時間調節のために入った本屋。気になって・・・。

先日出した本、本屋に並ぶとはいうものの、近所の本屋では見たことない。人口の1割以上いる東京なら・・・、そう思って東京の本屋で探した。おーーー、あった、あった。

初めて見た。

明日

久しぶりの東京出張だ。
3-4月にかけてやっていた、”日本を変える”と信じている(メデタイ性格)研究の第二段階の打合せだ。そしてその後は、在京、大手林業会社の方とのコミュニケーション。明日は久しぶりの林業マインドにチューニング。

初夏の薫り

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昨晩、天気予報は今朝から昼にかけて雨。だから、今日は車で職場に行くつもりだった。しかし、天気予報は狂うもの。曇天。そして今朝の天気予報は曇。ならば、バイクでいくしかない。心は車に決めていたため、スイッチを切り替えるのにエネルギーが要ったが、レッツゴー。

正直なところをいえば、この125CCのバイク50キロ位の音は絶好調なのだが、70キロ以上になるとうるさい。うるさいと、なぜかバイクから降りたら疲れている。だから、大排気量の静かなバイク・・・のってみたい。

そんなことは置いといて、最近のお気に入りは、道中通り過ぎるときの、畑の匂い、田んぼの匂い、森の湿り具合、森に息づく植物の匂い。そして花の薫り。

このところは特に、堤防や日の当たるところに咲いている小さなバラ(だと思う)の甘いカオリがとても気持ちがいい。なんだろうこの薫り・・・。

ジンチョウゲの花の匂いは、3月の兄貴や弟の誕生日のころの匂い。
キンモクセイで、秋の中学校の通学路を思い出す。
クチナシは梅雨時期の実家の庭木を思い出す。

なんだ、この小さなバラの匂い。何か過去の記憶と紐付いている匂いのような気がする・・・。

・・・。
・・・。

バイクの上で、過去の思い出を引きずり出すことに成功した。この匂い、カブトムシの幼虫を取りに行った頃の、日曜日の朝の匂いだ。

今日の午後

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さて、木材は揃った。あとは、それを加工するための寸法を計算だ。穴あけ・刻み・・・。慎重にしなくっちゃ。そんな折、Google Sketch upというソフトで寸法を拾い出す機能を発見。
よーし!これはいい。

あとは、穴あけ道具・刻みの道具・釘打ちの道具を何にするか!それを考える時期にきた。
トルクのあるドリル(木人をつくるときに痛感した深い穴を掘るときのドリルのトルク)、4寸柱を一刀両断できる電動ノコ。うまれて初めて手にする釘打ガン!

入口右角

仕事の合間の楽しい妄想。