月別アーカイブ: 2012年6月

二人への講義

来週、火曜日にお客(業者)がくる。そのお客は私に新しい技術を持って来てくれることになっている。その技術とは、数百万円するGPSをつかった精密測量の技術だ。その機械は昨年夏から愛媛大学より借用しているものだが、片手間で覚えるには複雑すぎ、一度も使っていない。

火曜日、とうとう人(販売業者)がやってきて、使い方の講習会を開いてくれることになった。

さてその講習会、同僚でGPSに興味を持っている人がいる。彼とは一緒に2度ヒマラヤに行っていたりする旧知の仲。そこで、彼にも声をかけた。そしたら、彼のゼミの時間とかぶるけれど、ゼミ生も一緒に話を聞いていいのなら、学生ともども参加したいとのこと。私は二つ返事で了解する。

ただ、問題が1つある。私や同僚はGPSオタクだ。だから、業者との会話では専門用語が飛び交う。その横で見物することになる学生は・・・。ちょっと気の毒・・・。結局GPSの全体像がわからないまま、訳のわからぬ話を聞いても、負の印象しか残らないのでは?

そこで同僚に申し出た。彼らに予備知識を提供する事前勉強会を開催したい。2時間、最低でも1時間くれないか!今日の午後その勉強会の開催となった。受講生2名。

2名の授業ってなんてやりやすいんだ!

出席もとらない、単位にもならないのに参加してくれた学生を相手にアドレナリンが出てしまった。GPSの話をするのに「人類誕生700万年前」「人類進化」「ミトコンドリア・イブ」「アウトオブアフリカ」「日本書紀」「ヤマトタケル」「藤原不比等」「行基」「伊能忠敬」「三角点測量」「映画剣岳」・・・。GPSと林業と私の話をするのに・・・「江戸の土地所有」「検知」「高度成長と物価」「燃料革命」・・・。

この手の話を2年間していなかったので、炸裂してしまったか・・・。結局、2時間半の時間をいただいた。

技術の進歩

今日・明日と川崎に滞在し、「3次元計測」の勉強会に出席している。

知らない間に、技術が進歩してきたことを実感。
いまやっている研究には関係がないことだけれど、ときどき、こーゆー情報をフォローしておかないといけないことを実感。

講演のなかで「5年前にはできなかったことも、いまは普通になっていることが多い」という発表もあった。ほんとにそう思う。いまの研究もカタチにしなきゃ。

一月後に備えて!

7月の上旬、JICAのGPS研修で愛媛に行く。この研修、いままでいろいろGPS研修をしているが、体力的にもっとも辛い。外国人を相手に、GPSをつかって、急斜面の続く愛媛大学の演習林をともかく歩くからだ。

研修生の安全確保のために、私はその山行きを楽々こなせるようになっていないといけない。

そろそろ体づくりをしないと・・・。

ここひと月の間に3回ほど走ってきた。昨年の7月~12月頃まで痛かった膝。その様子見だ。走るには支障がなかった。けれど、正座の時に痛む。いままでもっとも膝が痛むときは、膝を曲げたとき(山の下り)。さて、あの痛みはどうなっただろう。山に登って試さないと。

そこで、2月以来、4ヶ月ぶりに金華山にのぼることに。

金華山山頂を目指し、そして、家と反対側におり、岐阜の繁華街を横切り、忠節橋、金華橋、長良橋と体と対話する。

金華山の登りは、一度も休憩せず。下りは走って。ジョギングはとりあえず完走。

どちらも問題は見当たらなかった。これから体力づくりに精進する毎日が始まるか!?
(ただ、膝は曲げると痛い・・・)

林業行脚

金曜日は、大手総合商社に出かけた。以前から林業事業に感心を持っている総合商社だ。なんぜそんな巨大商社が林業に感心を・・・と思っているが、ともかく林業に関していろいろ調べ、いろいろ動いている。そんな担当者らと何度か話したことがあるが、それも2年以上まえのこと。

最近の動向を伺いながら、私の林業仮説を検証したい。そんな気持ちでアポをとり(さすがにアポ無し電撃訪問はこの会社では無理)出かけてきた。

実りある情報を得られた。また、私の考えを微妙に修正したほうがいい部分があることもわかった。

さてさて、それそろインプットも終わりにして、アウトプットの作業を始めたいけれど、なかなか筆が進まない。