GISハウス

つくづく思う・・・。
いまブータンからのお客さんにGISやGPSを教えている。
JICAのGISに11年係わり、GISハウスの存在に気付いた。

GISハウスというのはこうだ。
GISハウスの基礎は、コンピュータ・リテラシー(コンピュータに詳しいかどうか)でできている。
GISの屋根を支えるのは、投影法という柱とフォーマットという柱だ。
この基礎と、2つの柱があってGISをマスターすることになる。
その3つがなければ、どんなトレーニングも忘却の彼方に・・・。使いこなせるようにはならない。
これが私の結論だ。

カルマさんはブータンの農林省のITを担当するITフォレスターだ。つまり、基礎がある。
だから、彼は2つの柱さえシッカリ身につければ、あとは自動的に技術は向上。
そのカルマさんにGISを講義しはじめて二週間たとうとしている。彼は投影法・フォーマットに四苦八苦している(ただし、確実に進歩している)。

と言うことは・・・。コンピュータ・リテラシーを持たない(どう操作していいかに加え、何がわからないのか解らない)初心者をGISが完全に使えるようにするには随分時間がかかるものだと再認識した。

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