高校野球に思うこと

昨日、夏の高校野球が終わった。
うーーー、熱い戦いありがとう。

そんな中、釈然としないことが・・・。
「超スローボール」や「盗塁しすぎ」のコメントだ。
そして種類は違うが、勝ったチームの校歌斉唱・・・。

さて、最初の2つ。
超スローボール、盗塁、いいじゃないか。すごいぞ!というのが私の思うところ。
そんなことでコメントするオッサンに寂しさを覚える。
高校球児が雨の日も風の日も雪の日も日照りの日も・・・、物心つくころから少年野球を狂ったように打ち込み甲子園に出場したことは、想像に難くない。その一方で、君たち将来何をしたいんだ?と尋ねたとき「人生をかけて打ち込む興味あること」を見つけられていない人が多いことも想像に難くない。
つまり、彼らは自分の人生の大半に役に立つであろう体験・経験を犠牲にして、甲子園出場に集中してきた(・・・んだと思う)。
そんな彼らに私たちは、なにもお手伝いをしているわけではなく、クーラーの効いた部屋で甲子園の放送を観て一喜一憂して批評している。
おいおい、違うんじゃないか。・・・というのが私の感覚。私たちは、無料で、しかも何の苦労もなく高校球児が賭けている彼らの人生の輝きの1点を楽しませていただているのではないか。どんな戦いであろうと正座して観よ!野球で飯が食える人が何人いるか・・・。彼らが放つ青春の輝きに彼らを、器用に生きようと指向する年老いた自分のヒーローとして賞賛せよ!!!
スローボール?大歓迎。
盗塁?お見事。
好きなようにさせてやってくれよ。そして賞賛の声を・・・。甲子園我が物顔のオッサンにいいたい。

さて、校歌斉唱。
こいつは、今ひとつ理解できない・・・。
出場校は県を代表しているのだから、勝ったら、県の歌をうたうのが筋ではないか?
オリンピックを考えてみる。オリンピックで優勝したら、その選手の所属する会社の社歌が歌われるのだろうか?そんなことはない。彼らは国の代表だ。だから国家が斉唱される。
だから、筋からいえば勝ったチームは、自分の所属する都道府県歌をうたうのが筋。ところがそうではない。超ローカルな校歌だ。
県歌が普及していなく(あるいは、ない)、生徒もしらないから校歌を歌うのが、順当なところかもしれないが、ホントなら県歌なんだろうなぁ・・・と思いながら甲子園を視聴した。

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