断層

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沖縄から帰ると、昨年ちょっとしたキッカケで結成された「低空空撮技術研究会」の現地視察に参加した。

月曜、火曜日は発表や講習会があった。しかし、私はオフィシャルには研究会のメンバーではないし、また低空空撮技術の純粋な追求はするつもりはない。むしろ、こういった方々の成果を教えていただきながら、その技術の応用をしていこうという感覚だった。そのため、すこし身を引き気味だった。ところが、このところの災害で低空空撮技術研究会の方々との接点が増えたため、途中からではあるが、研究会3日目の現地視察に参加した、・・・行きがかり上せざるを得なかった。

写真は、阿寺断層。写真の左と右とでは段差があるが、3回くらいの地震でこうした段差ができたらしい。

ボーリング調査もせずに、これは断層だと断言されている(!?)。その決め手は、周りの地形からして、そこにこんな段差(水の流れ等)はあり得ない、したがってこれは断層だ!と判断したらしい。
しかし、そんな地域の微地形をラジコンヘリから空撮した画像から三次元モデルから読み取る把握方法が、従来の航空機による判読よりもどんなメリットがあるのかを実験してみるということで、今回の現地視察が設定された。

この現地視察(実際に第一線の技術者の飛行技術や飛行システム)によって、現在私が喜んでやっているような、単にラジコンを飛ばして空撮して、三次元モデルを作り、地図を作るという仕組みには何の値打ちもないような予感を得た。すぐに技術やそこから得られる知見が頭打ちになる。

こういった空撮ももっとシステマチックに今後なっていく。それには、現在の私の低空空撮への取組を修正したほうが良さそうな気づきを得た。

そこで、少し研究費をつかい買い物をした。さて、その効果は・・・、そのうち報告できるかしら?

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