月別アーカイブ: 2016年2月

真田丸 感想

小学校6年生のときの学研の学習の付録についていた、日本の歴史の漫画。
それを読むのが楽しくて、そとに遊びにいけない雨の日は毎日それを読んで過ごしていた。

おかげで、中学校のときの研究授業(他の先生が見に来る授業)で、戦国大名の名前を、スラスラと当たり前のように発言したら、見学に来ていた他の学校の先生が、私のノートを観察しに来たことがある。(もちろん、ノートをみての発言ではないし、中学までの授業は話を聞くことが自体が面白く、ノートをとることもなかった。おかげで1年たっても一冊もノートが終わらなかった)

さておき。そんなことで「黄金の日日」「獅子の時代」と大河ドラマを見て中学時代を過ごした私。
最近では、篤姫(プロデューサーが「あさ」と同じ)、龍馬伝、直江兼続、山内一豊など楽しく見てきた。

そんな私。昨年の幕末の話は、話が小さすぎて面白みを全く感じなかったので、最初の数話を見たら、もう見なくなった。

今年・・・。今年は面白いか・・・と思ったものの、主人公の不自然に気張る表情に嫌気がさしながらも、話の展開に興味を感じていたが・・・。今日の展開で失望した。

史実かどうかはさておき、私の手本の「武士道」ではない。自分の安泰しか考えないのは武士道ではない。『士は己を知る者のために死す』。これが武士道だと思っている。

自分や自分の一族のことしか考えない真田家に一気に興ざめした。
そんな、戦国時代の描き方は、これまでの大河と随分異なる。
ありゃ、現代ドラマじゃないか!

間伐材の使いみちの1つ

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最近は、職場と家を歩いて通勤することが多い。片道50分。
そんなことで、渋谷に行った時もアポイント先までは歩いていった。
途中、植え込みを支える木質の丸棒を発見。

素の丸太かと思ったけれど、そばにいくとそれが丸棒に加工されたものだと分かった。
丸棒に加工しても、値段があうといことは、随分木材の値段も下がったものだ。

何か工夫すれば、もっと林業も頑張れるはず。

侮辱?

比較的浮世離れなところにいる私には、世の中のことは良くわからない。そんなわからないことの1つが「参議院議員の丸山氏」の発言に対する世間(世界?)の反応だ。

要するところ「『奴隷とされてきた黒人』にルーツを持つオバマ氏が大統領になった」ということに問題(大統領・アメリカへの侮辱、人種差別)があるらしいが、この話の何が、大統領の侮辱にあたるのか、この話の何が人種差別の発言なのか私には分からない。

黒人は奴隷だ、とするなら人種差別だ。また時代錯誤甚だしい。話にならん。
黒人はアメリカに連れてこられて奴隷にされた、とするなら白人が非難されるべき事柄だ。非難されるべき人種は白人であり、その白人の非難は疑いようもない。
黒人は圧倒的な力によって本人の意志に反してアメリカに連れてこられた。黒人に瑕疵はない。
現在のアメリカ在住の黒人の先祖が、たとえ奴隷であったとしても、彼らの先祖たちの苦労に心揺らしこそすれ、現在の彼らの人格と先祖が奴隷だったことは無関係だ。

だから、オバマ大統領の先祖が奴隷であろうと、無かろうと、いまのオバマ大統領に関係ない話。むしろ、不遇だった有色人種の境遇の中、国民の多くに信頼され大統領になったことは、彼を賞賛こそすれ侮辱していることではない。また、個人の人格を判断することでオバマ氏を自分たちのリーダーにしたアメリカ人を賞賛こそすれ侮辱しているものでは全くなり得ない。

しかし、なぜその発言を大統領への侮辱だとか人種差別だとかいうのだろう。

むしろ、侮辱や人種差別を指摘する側にこそ、価値観のものさしに人種のメモリがあるのではないだろうか。

といったところで、浮世離れしている私は、そんな丸山氏の報道が理解できない。

渋谷

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先週の土曜日、わけあって渋谷駅に降り立った。

再開発のビルの建設現場を歩道橋から垣間見た。

明治以前、このあたりは丘陵地で、沢あり、谷ありだったのだろうなぁ・・・。
掘り返えされる”土”をみると、当時の景色が目の前で再生される。

住宅街の坂道をあるくと、当時の木立が再生される。

この100年、景色は随分かわったのだろう。

ただ、不思議なのは雑木林だ。
関東(人口の多い、東京・千葉・横浜周辺)の雑木場ばやしのどんぐりの木は太くて樹高もたかい。
しかし、このちいき(愛知・岐阜)は、まだまだ細くて樹高も低い。いかにも二次林という感じだ。

気候だけの違いではあるまい。人間の収奪圧力の違いだと思うが、今ひとつその仮説がシックリこない。なぜ、関東の雑木林はそこに生育する広葉樹が大きいのか・・・。

渋谷のほじくり返される土を見て、そんなことを妄想し、連想した。

のらくろ漫画全集

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難しいことはわからないが、日本の独立の維持のため、日本が戦える国になることについて、異論はない。私は日本人であること、日本に生まれ育ったこと、感謝と満足している。
その感謝と満足の存続が危ぶまれるなら、人生をかけて行動することに違和感はない。

でもなぜ、そんな考えになったのだろう。

思い当たるのは、子供の頃の体験。
「早めしはやグソ芸能のうち」と言われて育った記憶がある。
「ドラマ コンバット」「映画 遠すぎた橋」など戦争を美化(アングロサクソンがしそうな話だといまでは思う)する映像を多感な小学六年生のときに身近に感じていた。そんな延長で、一時は自衛隊に入ろうとも考えたことがあるくらいだ。大和、武蔵、長門のプラモデルをつくり、F15戦闘機も作った。ただ、右だとかいう発想はまったくなく、正義のヒーローの延長(仮面ライダーに憧れるように)だったと思う。
加えて、思い当たるのは小学六年生のころ伯父からいただいた「のらくろ漫画全集」だ。本を読むことが苦手だった私だが、小学六年生のころ、寝る前に何度ものらくろ漫画全集を読みながらとこについた。なるほど、なるほど。二等兵⇒軍曹⇒大意・・・などの階級制度はのらくろで学習した。のらくろは晩年、満州にわたり鉱山にかかわった。鉱石に関心をもった(ほんの数ヶ月)ものもそれがキッカケに違いない。

私が戦争絶対反対と思わないのは、それが原因か・・・。

街角インタビューでは安倍政権を悲観する年配から若者。
私の感覚と何が違うのか・・・。

そんなことで、私の原点を探るべく、ネットオークションで「のらくろ全集」を買い直した。伯父にいただいた本は、家を建て替えるときに家と一緒に廃棄された(私が実家にいない時期)。

本日、入手。小学六年には気づかなかった様々なことを改めて気がついた。
昭和16年10月が最後の掲載だということに改めて意識がいった。

なかなか感慨深い。

どうやら、自衛隊になってもと考えたこととのらくろとは関係無さそうだ。
(加えて、漫画の内容自体には子殿の頃考えた面白みは感じない)

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ちなみに、いま安倍政権のもとで戦争に行くか?といわれれば、ノーだ。

「オレオレ詐欺」「幼児・乳児への家庭内暴力」・・・。

私の好きな日本だけど、自分のことしか考えていない輩がのうのうと好き勝手生活している。そんなことが蔓延している日本のために自分の人生を犠牲にするなどとはこれっぽっちも思わない。

日本人が皆、自分の利益をだけを考えず、全体のことを考え慎ましく生きる世の中になったときには、俺の人生つかってくれ!という感じか・・・。いまはそれには程遠い。

35年前

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先週の、木・金と安城市で行われた「ものづくりコンペティション」というイベントに職場の説明要員として参加した。場所は、安城市総合体育館。
北安城という名鉄の駅から少し歩いたところにある体育館だ。
そこに隣接するグランドは、思い出深いグランド。
中学・高校の西三河大会の会場だからだ。

駅からグランドまでは、1.5キロくらいあった。
試合が終わり、駅についた時に、タオルをグランドの応援席に忘れたのに気付き
電車の時間が迫る中、往復猛ダッシュ。
(世界記録が更新できたのではないかと自分では思った)

いまから思えば、タオルくらい・・・。
いまから思えば、電車は一本見逃してもまた来るのだし・・・。

思えば、ピュアだった。
タオル一本なくしてはいけない。
団体行動から外れてはいけない。

あーーー、いつからだろう。
ずいぶん、年をとった。
そんなピュアな自分から随分、今ではすれてしまった(単純明快かピュアさはそのままなのだが)。

北安城に35年ぶりに降り立ち、映像と思い出が蘇った。

続 徒歩通勤

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・・・というわけで、徒歩通勤をしている中、気になることがある。
道端のゴミだ。

道端のゴミに関心がいったのは、大学一年生のときの徒歩旅行。中津川から豊田に抜ける峠道、行き交う車も稀だったにもかかわらず、その道端には空き缶などが転がっていた。これはびっくり。田舎育ちの私には、通学路に目立ほどそんな空き缶は落ちていなかった。
自分の部屋は汚くとも、公共の場所は綺麗に使う、というのが当時の私の常識だった。

そういえば、それがキッカケになりゴミ⇒環境⇒森林という具合に興味がうつり今がある。

それはおいておいて。

ともかく、私の通勤路にもゴミが多い。どーなっているのだ!
車から食べ終わった弁当とペットボトルをコンビニ袋にいれてほかる。
空き缶、ペットボトルを車の窓からほかる。

私にとって意志をもってゴミを車の窓からすてるのは、
パンツを履かず(下半身裸)に外出する勇気に等しい。
いいとか、わるいとかの前に、出来ない。

はてさて。
私は高校生のときの通学路の世界からシャバの世界の道端のゴミをみたときに少なからぬ驚いた。
しかし、いまの高校生はこの景色が当たり前になっている。
それは悲しい。

近々ゴミでも拾って見ようかと思う。
(市役所にゴミは拾う場、分別してくれないかと掛け合ってみようかと思う)

徒歩通勤

この1年半くらい、左膝の痛みによってジョギングをしていない。
しかも、お酒の量も増えて・・・。肥えてきたのを実感していた。

そして先週、風呂上りにおもむろに体重計に乗ってみた。
人生最大の重量!

それを機会に、酒を断ち(家では飲まないことに)通勤は徒歩にすることにしている。
早足で40分、普通にあるけば50分、考え事をしていれば55分。

この時間も悪くないな・・・。
そんなことを歩き始めて感じ始めた。

雪が少なくホットした

12月に材木を運びだして以来、山荘予定地にはいけていない。年末には、月刊誌の原稿依頼が来て、それどころではなかったが先週、その原稿にもカタがついた。小屋の状況を確認して、雪下ろしをしなくては・・・。
とくにデッキ部分は12mmの構造用合板だ。その上に、雪が溜まり、雨が振り、溶けた雪が氷となって積み上がっていけば、恐ろしい重みになり、構造用合板を破壊する。
毎日の天気も気が気でない。

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昨年と比べれば、恐ろしく少ない雪。
ダメージも無さそうだ。

ただ、予想外だったのは小屋の屋根。雪が落ちるはずだったが・・・。なるほど、材木がむき出しだと水が染みて氷となって雪が落ちないのだな。良い発見が出来た。

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一方、相変わらず物置の上の波板には氷雪なし。
雪は、あんなにゆるい傾斜でも落ちていく。
一方、周囲をみるとトタンの場合傾斜がゆるいと雪は落ちないものもある。

今年のシーズン中の建設では(?)、屋根の素材と勾配が1つ重要なポイントだ。

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下から落とせるだけの屋根の雪を落とし、デッキの上の雪と合板に張り付いた氷を除去して帰途についた。

2ヶ月ぶりの空撮

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ドローンをつかった空撮を本格的にし始めて2年。これまでは技術修練が先行しながら、デモンストレーションを頼まれてそれを実施する、そんな関わりが多かった。そのドローンも技術的に安定してきて、そろそろ自分のためのドローン活用の時期になってきた!?

少し関心のあることがあり、とある森(許可はもらっている)で空撮を行ってきた。
天気図から風が弱く、そのうち曇るということから、その日をおいて他はない!とおもって行ったが
曇るのを待っていたら、3時半になってしまい、光量も落ちて、あまりよい写真は取れなかった。

飛行高度150m、撮影画像のオーバラップはこれまで空撮した中で最高密度。
しかし、空撮から3次元情報を抽出した感じからするとあまり、良い撮影ではなかった。

水平精度と垂直精度を、航空レーザーの値から比較してみてが、どちらも4m程ずれている。しかも、そのズレは一定ではない。