タイガーマスク

土曜日の空手稽古の後、ひょんなことからタイガーマスク(漫画)の話を私が切り出した。
端緒は「虎の穴」だ。
虎の穴について、話すうちに、私の理解が少し違っているかもしれないと思った。
そんなことから、ネットでタイガーマスクの漫画を探してみた。
そして、1話、2話、3話と観ていたら、常々思っていたことを思い出した。
日本語だ。

漫画の中の言葉が丁寧だ。特に女性の話し言葉がきれいだ。いまのドラマやアニメにはない言葉遣い。今から50年前、子供達はこのことばに接して大きくなった。
今から、35年前くらいの「金八先生」でも、中学生の女子の言葉遣いも丁寧だった。
「○○だわ」「○○なのよね」・・・。

今は、そんな言葉を聞くこともない。
私のお気に入りのTV番組の1つのダッシュ村では
ものを食べてトキオのメンバーは、食べている最中に大声で
「これ絶対うまい」「うまっ!」「ん~ん、うまぁ~」。

子供達はそんな言葉に接して大人になる。

なんとも残念な気持ちになる。

ところで、こうした高度成長経済のときの漫画やドラマ、特撮もの、バラエティー番組をみていると、昔の風景や風俗が想像でき、面白い。そうした番組がいまではネットで世界中から観ることができる。上のタイガーマスクもロシア語のサイトで発信されている。

日本に来たことのない、外国人も、当時の日本の風景や風俗を垣間見る。

とても不思議な感覚だ。

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