月別アーカイブ: 2017年9月

悲しい話 最終話

これも食をめぐる悲しい話。

9月1日の富士吉田には昼に着いた。
少し時間があったので、例のものを食べようと思った。
吉田うどん」だ。

一年前、当地をはじめて訪問したとき、現地を案内してくださる方のお誘いで「吉田うどん」を食べに行った。倉庫のような店構えで、ほぼ土間と同じような高さの座敷。伝票がテーブルにおいてあり、自分で注文を書き込み店員に渡す。これは現地の人でないと、なかなか入れない・・・。

さて、うどん。讃岐うどんで開眼した私は、吉田うどんに魅力を感じなかった。伊勢うどんを硬くしたような麺、煮干しと醤油だしの汁、ゆでキャベツの千切りの具。

しかし、いつきても「うどんや」に連れてきていただき、様々なお店構えを案内していただくうちに、「吉田うどん」もいいなぁ、と思うに至った。

そんなことで、今日は一人で昼食をとれるので、この前気になった大入り満員の店に行ってみよう!!!

12時前ということで、少し車の入りは少なかったが、先回大入りだった店だ。

暖簾をくぐる。

「いらっしゃいませ!」

あれっ、おれ一人か・・・・。
駐車場の車からすると、一人とは想像していなかった。

メニューを見る。
あれ、なんだこれ。吉田うどんの看板があるものの、うどんが主ではなく、単なる定食屋じゃないか。メニューの片隅に「吉田うどん」があったので、それを食す。

店は綺麗でお金をかけているものの、あまりぱっとしない店だった。

食事を終えて店を出る(私が食事をしている間に新規入店客は1グループだけだった)。

駐車場を見る。車が沢山ある。
あれ、おかしいなぁ。

私の止めた車の横に4人ずれのご婦人が止まった。
車から降りた。店屋の方向にあるいていく・・・。
あれ、店に入らない。
店脇の路地を進んでいく。

しばらくしたら、店脇の路地から戻ってくる人もいる。

周りを見渡した。
この駐車場、富士吉田の浅間神社参拝客の駐車場でもあるようだ。
つまり、先日の大入り満員のうどん屋(それを人気の店と解釈して入店したのだが)は、
実はうどんを食べに人が詰めかける人気の店ではないようだ・・・。

昼に仕事の相手先に、そのことを言った。
「あー、近くにある店だけど、私は一回も入ったことないです。アハハハ・・・」
だって・・・。

悲しい話 その3

さて、悲しい話3。これも夕食をめぐる話だ。

8月21日から愛媛での仕事があり、20日の春日井市・愛知県の総合防災訓練に後、夜に愛媛入りした。
そして、まず最初に夕飯をとることを考えた。コンビニ弁当を卒業しようとしている私だ。思い切って勇気をふるう。夕食しよう!

その日の宿は愛媛松山の繁華街の一角。晩ご飯を食べさせてくれるお店は沢山ある。さて、何を食べようか。
・・・となると、常に選択肢になるのがぁ・・・、和食?ノー!。洋食?ノー!。中華?イエス!!!。カンフー好きの私は、高校のころから中華料理を好みとするようになった。

そんなことで、スマホで最寄りの中華料理屋を探した。
ある、ある!!!中華料理屋。しかしながら、ホテルの中華料理は趣味ではない。値段も高かろう。早食いの私には、高価なお店はそぐわまい。
炒飯にはそれなりのこだわりもある!!!!!!!やはり大衆中華だ。

そんなことで、スマホで探した料理屋の中で「天龍」にいくことにした。
天龍・・・。カジュアル、おいしい、リーゾナブル、の口コミ。そして宿泊ホテルに近い。

ホテルを出て天龍を探す。
あれ・・・。天龍何処かな?なんどか、それらしい場所を探した。ない・・・。ない・・・。行ったり来たりしていると、小さな看板を発見した。おーーー、なんだスナックが入っている雑居ビルの最上階か!怪しげなスナックの雑居ビルに入る。(結構ドキドキ・・・)。

エレベーターで5Fを指定し、怪しげな雑居ビルのエレベータに乗る。
5Fに着いた。扉が開く。目の前を横切る女性の影。そして彼女から「いらっしゃいませ!」の声。この階には「天龍」しかない。こうなったら入らないわけにはいかないぃぃ。

天龍・・・。分厚い扉に閉ざされている。
店内の雰囲気は分からない。扉を開けた。

するとそこには、スナック形式のカウンターをメインにしたお店。カンターの中の女将(ママ)と店員が雑談に興じている。カンター内のオーナー(?)はタバコを吹かしながら客と談笑。カウンター奥の棚には、モニターが鎮座し、そのモニターには中国語のyahooの画面。店の隅のテレビには、中国のニュース番組。

しまった・・・。こんなはずじゃぁなかった・・・。こんなところに、来たいわけじゃない。
口コミの評判がいいからといっても、必ずしもそれが自分の望んだ店ではないことを学習した。
(その学習のせいで後日広島では、あえてお好み焼き屋を検索せず、現場主義でチャレンジしたのだった)

しかし、とき既に遅し。
致し方なく、生ビール2杯。炒飯、青椒肉絲を注文した。

悲しい話 その2

第二話

9月16日、広島でトークの機会をいただいた。
生まれて初めて広島市内に足を踏み入れることになる。

私は食べることには無頓着だ。
その上、私には外食するという文化はない。
知らない街で、ふらりと居酒屋に入る勇気はない。
知っている街でさえ、ふらりと居酒屋に入る勇気はない。

そんな性分なので、出張で、夕飯を食べる必要があると
一応街を歩き、あそこに入ろう、ここに入ろうと妄想はするが、結局物色するだけに終わり、コンビニ弁当に落ち着くことがもっぱらだ。

しかし、一年半前の西表島以来、プラスチックや過剰包装から卒業しようという強い意志を持つようになる。したがって、コンビニ弁当もなるべく食べないように気をつけている。そんなことで、出張時の夕飯は、コンビニ弁当ではなく、お店(牛丼屋でもOK)で済ませようという気持ちを最近持ち始めている。

そんな背景があり、広島に降り立つ。

よしっ、広島といえば、「お好み焼き」かな?よく分からんが、きっとそうだ。では、当地でThis is the
“広島お好み焼き”を食べてみよう。
一人、広島の繁華街をあるき、お好み焼きやを探す。しかし、見るからに席が満員なところに、知らぬ人と肩をぶつけ合いながらカウンター越しにお好み焼きを食べる勇気はない。
物色した結果、すこし、空いているお店を見つけて、意を決して飛び込んだ。

「飲み物はどうされます?」
「生ビールください」

「ご注文は?」
「お好み焼き」
「そばは、〇〇〇〇〇〇〇〇〇、か〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇のどちらにしますか?」
心に準備ない質問が飛んできた。えっ、広島のお好み焼きといったら、焼きそばが入っているんじゃないのか?そこに選択肢があるの?えっ、どうしよう。店員のお姉ちゃんの言葉が理解できなかった上、思い返そうにも聞き取れなかった。えーーい、こんなときは、こう言っちゃえ!!

「普通ので」
「はい、普通ので」

しばらく待ったらお好み焼きがやってきた。
「キャベツの千切りと肉と卵だけのお好み焼き」
しかも、キャベツの水分がビチョビチョに出ていて水っぽい。
きっとこれ、広島の普通のお好み焼きではなく、全国での普通のお好み焼き…。しかも、水分多すぎてまずい…。(あとで聞いたが、蒸し焼きにするので、水分が多い)

広島のお好み焼きでは、そばを「焼きそば」の麺か「うどん」の麺を選べる場合が多いらしい。殆どは「焼きそば」を頼むようだが・・・。
そして、その焼きそばの麺も、「生麺(店屋でゆでる)」か「袋麺」のどちらかを選べる店もあるらしい。次の日帰路で広島駅まであるく道中の店屋の看板を見て、そんなことを学習した。

ということで、未だThis is the 広島お好み焼き 未経験だ。
こんど広島に行く機会があれば、今度は胸をはって「焼きそば」とこたえてみたい。

悲しい話 その1

このところ悲しい話が続いている。そんな悲しい話を少しまとめてみようと思う。

第一話
9月1日、富士吉田に行ってきた。
普通なら、いつもの車で行くのだが、当時車は最悪の状態だった。
それで、いつものディーラーに車を預け修理をお願いした。よろしく頼むと。そんなことで出張は車でいくのを断念せねばならぬところだが、これを機会にレンタカーを借りてみることにした。
気になる車を借りて、長距離運転するのもよいと考えた。

その車、プリウスのいまのモデル。

そんなことで、プリウスに乗り往復450キロに挑んだ。

昔の職場にあったプリウスは、高速ではエンジン全開になり、通常のガソリン車と変わらなく、あまり魅力を感じなかったが、いまのプリウスは高速でもモーターで駆動し、結構静か。
速度を上げても地面に吸い付くように走り、ハンドルもガタもない。
そんなことで、快調に高速道を走っていた。久しぶりの追い越し車線走行。登りの坂道でも追い越せる。快適だ!

そんな中、「なにわ」ナンバーのトラックが追い越し車線を常に長いこと走り続け、少なからぬストレスを感じていた。そして、そのトラックが追い越し車線から走行車線に移ったのを機会に、アクセルを踏んだ。そして気づいた。結構スピードがでているのに、まったくそれを感じさせないなぁ・・・。

そして、走行車線に移った。
・・・と同時に、「ウーーーーー!」と赤色回転灯が・・・。
あぁぁぁぁぁ・・・・。
久しぶりに、捕まった・・・。

ほんの一瞬だったのに・・・。悲しい出来事だ。

台風後のパトロール

IMG-4094

先週、台風が少し離れたところを通過した。これまで経験したことないような強い風だった。翌日職場にいくと、直径が25cmくらいのコナラの木が地際から50cmくらいのところでぽっきり折れていた。そして心配なのは、山小屋の掘っ立て小屋s。なかでもブルーシートで囲ってある単管小屋が一番心配だ。

9月18日の仕事の後、先日の修理を経て、最高に調子が良くなったパジェロでそのまま愛媛に直行。
昨日、愛媛から帰る。

そして、気になる山小屋予定地へ。

ナイス!問題なし。

ブルーシートの張り直しを覚悟していたが、それは不要だった。

かわりに、懸案だった製材の続きを行ってきた。
枯れていた広葉樹(カエデか?ミズナラか・・・。たぶんミズナラだと思うが・・・)から一枚の板を伐り出していたが、一年前その作業の途中でガス欠になり、その日の作業は中止。
その後、単管小屋の建設に入り、製材はそのまま中断して冬を超すことになった。

懸案の製材・・・。

本日の成果。
結構重い。これを乾かして、テーブルでも作ってみるかな。

30年ぶりの九頭竜

IMG-4003

職場の空手道部の合宿が福井県大野市であった。日曜日の午前中、激励に出かけた。久しぶりの九頭竜方面だ。岐阜県の峠を越えて、福井県にはいると、森の雰囲気が随分変わる。岐阜県はスギ・ヒノキの人工林が多いが、福井県にはいると広葉樹林が多くなる。ドライブしていて気持ちがいい。木漏れ日の柔らかな光で楽しい気持ちになる。

そんな広葉樹の中にも針葉樹(スギ)があるが、なぜか福井県に入ると立ち枯れしているスギがっても目につく。鹿害か?熊剥ぎか?巻き枯らし干ばつか?水不足か・・・。なぜだろう。

そんな立ち枯れスギを写真にとったのだが、何故かスマホの写真は赤の発色が悪い。
新しい発見だった。

分からぬことが多すぎる

頼むから、静かにしとってくれと思う、最近の北朝鮮。

イラクのフセイン政権を大量破壊兵器の所持を口実にイラクに攻め込み、周辺諸国の力の均衡を破壊し、ISSやタリバンなどのテロを発生させる原因を作ったアメリカ。
そんなアメリカなら、核弾頭を積んだミサイルがアメリカ本土に届く技術を確立するまえに、北朝鮮から出る杭を叩きたいというところか。

アメリカが各地に米軍を駐留するのは、同盟国を守るという口実のもと、アメリカ(攻撃の標的)を世界に分散させ、本土への攻撃を避ける作戦のようにもとれる。同盟国を守るといいながら、同盟国を盾にアメリカ本土を防衛しているようにも思える。

アメリカは、北朝鮮の核武装やミサイル開発を、(ある一線までは)好ましいと思っているフシがあるように思える。北朝鮮が武装すればするほど、アメリカでは型落ちの武器が同盟国に飛ぶように売れる。アメリカは最新兵器で武装し(同盟国には触らせもしない)、同盟国はアメリカのお下がりを後生大事に有難く高額で購入する。

アメリカや日本は核兵器禁止条約に参加しない一方、北朝鮮の核開発はあってはならぬことだとヤキモキする。

経済制裁を北朝鮮に課したところで、ミサイル開発・核開発はとまらないと私は思うが、経済制裁にどんな意味があるのだろう。極限状態になれば、その日の食事にありつくならばどんな仕事もゼロ円で人はやってのける。ミサイル一発、幾らと積算しても全く無意味(海外から対価を払って購入する部品ばかりなら話は別)。禁油は効果的だとは思うが、まっさきに被害被るのは市民だろう。中枢に影響がでるには、まだまだ時間がかかる。

アメリカ(西欧諸国)が考えたルールで、世界の秩序をつくり、それを保っているいま、そのルールや秩序に意義を唱えるため、アメリカに対等になろうと、経済的にアメリカに対等、攻撃力にアメリカに対等に努力する諸国は、アメリカに経済的に圧力をかけられ、武力に訴えかけられる。
高校生と小学生では、いろんな力の差は圧倒的だが、高校生もいつかは年をとって50になる。そしてそのとき小学生は40に。このとき二人は対等に交渉するのがシャバなのだが、いまのアメリカをみていると他国の成長を拒絶し、自分以外の成長は悪だとしているように見える。

最近、北朝鮮がミサイルをグアムにうつと言っていたが、あれもよくわからん。
北朝鮮が本気なら、グアム方面に意識を向かせて、別の方向にうつのではと思っていたが、北海道を越えて太平洋に打ち込んだ。あれは、たちのわるい北朝鮮のジョークだ・・・ろう。その先にはアメリカ本土がある。

世界のすべての国が核兵器禁止条約に参加し。
ここまできたなら、北朝鮮を核保有国と認識した上で、交渉のテーブにつき、「いったいお前はなにがしたいか」を引き出してから次のアクションを検討する。
すくなくとも日本は、防衛のための武装を自力開発で行う(アメリカの手垢のついたおふるに税金をつかわない。税金は、研究開発のために使ってくれ)。

こーゆー議論にならないのは、私が何かまったく、この世界の状況を理解できていないからだろう・・・と思う。あーーー、わからんことが多すぎる。

大型のドローン

IMG-4001

春からやりたかったことがある。高級なデジカメで低い高度での空撮だ。

ある民間企業にお願いしていた。しかし、予定がつかないまま、時間がたっていまを迎える。
しかし、このままほっとけば紅葉となって、やりたい研究ネタの役に立たない。
かといって、晴れていなければダメで、なかなか、カンカン照りが少ない今年は、望めないコンディションを望み続けるわけにもいかない。

そこで、今日、少し雲があったが、空撮を実行した。

うまく研究の素材になるかわからないが、今日を逃せば、いつになることやら・・・。