私の流行

このところ、道路工事の現場などで、土を掘り返して地層が見えるようになっている場所を通るたび、少なからず感動を覚えている。

思い返せば、実家の畑を50cmくらい掘り返すと赤土が出てきていたことに通じる話だ。

地層がでてくる(赤土が出てくる)、ということは、有史以来その土を暴いたのが「その工事(あるいは私)」であること。1億年から数万年の間に出来たであろうその土壌は、土壌が形成されてからそのまま新しい土に隠され、1億年から数万年、誰に見つかることもなくひっそりとたたずんでいた。

ところが、空間的にも時間的にも、その「ひっそり」が、いま暴かれた。ことの重要さ、奇跡の出会い、歴史的な立会・・・なんとも複雑。それが、感動の源泉だ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です