毎年この時期、東北の被災地沿岸部分を車で周り、復興具合を撮影している。
2012年は、氷付けにされた被災地という感じがした。
2013年は、山からベルトコンベヤーが伸びて、山を切り崩しながら、かさ上げという工事のために土砂が運ばれていた。
そして、その後、日本中の重機がここに集まっているのではないかと思うような、土木業界総出の工事。
今年あたりは、防潮堤が完成し、災害復興後の全体像が見えるようになっている。
これまでの復興予算は33億円だそうだ。
これは、国民一人が33万円負担していることを意味している。
その費用対効果は、どうなのか・・・。
つくづく考えさせられる。
南海トラフ巨大地震で、東北並みの復興工事をすれば、予算は130兆円だそうだ。
これは、国民一人が130万円を負担することをしめす。
国の予算は一年100兆円。つまり、国民は一人当たり100万円を税金で払っている計算。
もっと他に使うべき道があるのでは。。。
と、毎年東北に行くたびに強く思う。
(一人一人の意識を変えれば、その負担は劇的に変わるのに)