昭和64年1月「天皇陛下崩御」を名古屋市瑞穂区新瑞橋のスポーツ具店で、ボルクルのスキー板を品定めしているときに知った。そしてその後、平成の時代が始まった。
私は高校生の時、愛知県で開かれた高校総体の開会式で、グランドからお見かけした(当時生徒会の役員だった私は、母校の騎手として開会式会場にいた)。しかし、なんのありがたみも感じることはなかった。天皇制もピンとこなかった。
あれから、35年たち、いまでは「天皇制はいいなぁ」と思うにいたる。以前、ブログでも書いたが、天皇の一言で数十年の報われない気持ちが、報われる人がいる。すばらしいことだ。
そして、今日、平成が終わり、明日から令和が始まる。
そこで気になる点が2つある。
1つは、現在の天皇の業績を称賛する報道だ。称賛される内容について、気になることはない。ところが新天皇に即位することになる現皇太子に要らぬプレッシャーを掛けることになるのでは。現在の天皇を称賛すればするほど、皇太子に要らぬプレッシャーを掛けているのでは?これは、現皇太子に対して失礼な話だと思う。
2つ目は、平成の天皇の主な業績として「戦争のない平和な時代」の立役者的な役割が言及される。しかし、日本が戦争のない平和な時代になっているのは、「憲法9条」の存在が第一だろう。「戦争のない平和な時代」と天皇を関連付けることは、憲法9条の改正のことの重大さを隠しかねない。あえて隠そうとする政権の意思を感じてしまう。
話変わり、いま平成から令和で揺れ動いている私事。
マイカーだ。25年、49.5万キロのマイカーが車検を目の前に帰路にたっている。時代と終わりと共にマイカーも終焉を迎えさせるか、あるいは新たな時代をこれからも共に駆け抜けるか・・・。連休明けに答えを出さねばならない・・・。