今日近所で、野口健の講演会があったので聞きにいった。
昔彼の輝かしい登山記録にはまったく関心がなかったが、山登りのキッカケが「植村直己」の『青春を山に駆けて』ということを「徹子の部屋」で知ってから、ときどきマスコミに露出する彼の行動が気になり始めた。というのは、私も「ウエムラー」だからだ。植村直己さんの登山よりも彼の生き方、ストイックなところ、献身的さ・・・、そんなところに少しでも近づけたらと私は今も思っている。ある意味、彼は私のゴットである。ちなみに別のゴットも存在する。ジャッキー・チェンだ。まぁジャッキーの話は別に譲るとして・・・。
今日の講演で改めていろいろ考えさせられた。もちろん、人が6000m、7000m以上にいくとどうなるのかという生の声を聞けたこと。また彼がやっている清掃登山の背景、それに「涙がでたいい話」・・・。いろいろあったが、先日の水難救助の受講や今回の講演。あらためて自分の身に振り返って考えてみると、話の内容や、余談、話し方、笑いの演出、・・・、とても参考になった。(随所にさりげない効果的な演出の行動や言動があったかと思う)
いままで、講演を聴いたり、研修をうけても、聞くこと受けることにしか視点がなかったが、ここ一月くらいは新しい脳細胞でも誕生したのか、いつもと違う視点に関心がいく・・・。僕はもうじき脱皮でもして、セミの幼虫(私の地元ではドンゴといっていたが)がセミになるように、なにかパワーアップするのだろうか?
それとも活発な活動をしていた芋虫がサナギになるように活動を停止するのか。
おそらく、後者だろうけれど・・・。そしてサナギのまま鳥に食べられ日の目に当たらず・・・。まぁ、考えただけでも恐ろしいが、最近いつもと違う感受性が芽生えてきたことは、素直に喜ぼう。
これからもいろんな話を聞きにいき、自分のパワーアップに勤めようとおもう雨の土曜日。
10月は『縮み志向の日本人』の著者「リー・オリョン」さんの講演を聞いてきます。彼の話を一度、京都の「日本文化研究センター」で聞いたことがあるけれど、大変面白かったので、今回は新しい目で、再び彼の話を聞こうっ!