土曜日、仕事が終わると金華山に登らず、高速道路で2時間はなれた実家の村祭りの手伝いに行ってきた。今年は厄年なので、それがらみの手伝いだ。
写真は子供頃、誰もがやった「棒の手」という江戸時代から伝わる農民武術を子供たちがほ奉納している写真。この「田貫のお宮」としか認識していなかったお宮さんも、「神明神社」という名前があること、また、お宮にある小さな祠(ほこら)も、白山神社、八幡神社などの名前がついていることを改めて知った。
最近、仕事がら文化の点からいろいろ神社のことを読んだりしたが、神明神社が「万能の神」さんを祭り、白山神社は「山岳(岐阜と石川の間にある白山)宗教」、八幡神社は「武勇の神」などなど、いろんな役割があり、その地域にそんな神社があるってことは、それを昔、自分が育った住んだ地にそれを信仰していた人がいるってことで、なんとも感慨深かった。
また、子供の頃、山のように見えた、大きな灯篭も、自分がオッサンになって見るととてもちっぽけだった。子供の頃クワガタを発見した大木も、いまではありきたりのサイズの木だったということにも気づいた。蛇やキヤッチボールでなくなったボールが隠れている、あのミステリーな草むらはいまではなくなり、コンクリートとジャングルジムに変わっていた。
もちろん、こどもの頃見かけたジジ・ババはもう見当たらず、僕の知らない顔ばかり。
なんとも、不思議な気持ちがした。2007年村祭り at 田貫町。