金華山の土器 続編2

0c11f587.jpg 正月に拾った2つの土器片。明らかにすり鉢のものと見られるのもは、電話鑑定では「安土桃山時代」のものとのこと。もう1つのは、昭和に入ってから土管として埋められていたもののカケラだろうとおもって聞くこともなかった。

 さて、今日、野暮用があって午前仕事を休み、野暮用を済ます前に、近所の「信長居城発掘調査所(岐阜市教育委員会)」に行ってきた。そして鑑定結果がでた。

 すり鉢のものは、土器片が小さすぎて時代の特徴を表す部分が不明なため、年代は分らず。しかし、古いものだろうとのこと。

 一方、土管片と私が考えたのは、発掘調査をしていた人(おそらく学芸員)は、これを見るなり「あっ、これは戦国時代の瓦に間違いないですね」と。学芸員の人は、すり鉢よりもこちらに価値を見出していたようだった。

 この調査所は9:00から開所しているが、私は8時半くらいにそこをたずねた。開所前にもかかわらず、対応してくださり、しかもご丁寧に絵などをかいて説明してくれた。そして一通り説明を聞き終わった後、学芸員(?)の方は「じゃぁ、さよなら」という感じだった。つまり、私はそう鑑定しましたのでどうぞお持ち帰りくださいと・・・。
 これにはびっくりした。価値があるかないかはともかく、歴史遺産。こんな、私のようなオッサンが持っていてはもったいない。しかも、場所は金華山(国有林)。土地は国のものだ。そこに落ちている土器を私が拾って、それが私のものになって言い訳がない。だから、土器片は調査所に預けてきた。

 しかし、学芸員の対応からすると、このような自分の趣味と興味のために、職業で発掘している人のところに聞きに来て、つまり仕事の邪魔をして、無料で鑑定してもらって、再び持ち帰る輩が多いのだろう。なんとケシカラン!貴重な歴史遺産は未来の世代のために、何であろうと散在してはイカン!私はそう思う。

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