僕の高校時代の地理の先生は大の山好きで、授業でやったことは記憶にないが、彼が「氷河地形」を話すときの異常な熱意で、そのもののイメージができなかったが、「モレーン」「エンドモレーン」という言葉だけは20年以上経つ今でも覚えている。でも今回ヒマラヤにいって、それらがどのようなものかは体感した。また、彼が高山病になるとどうなるか?についても熱く語っていた(いまから思うとかなり脱線授業だとおもうが・・・)。
さて、もしも僕がいま宇宙人にあったら、次の日には手当たり次第、会う人、会う人「僕は昨日宇宙人にあってさぁ~」なんて話しまくるだろう。そう、僕も最近ヒマラヤにいった。そこで見てきたことを話したくて、話したくて・・・。しかも、僕の給料は県から出ている。なんとか、県民に還元できないものか・・・。そんなことを考えていたので、現代の高校生に昔の僕を重ねて、「モレーン」についての話、ヒマラヤについての話、温暖化についての話・・・。多感な若き星達に何かのキッカケになればと、僕の見てきた世界を共有してほしくて、土曜日、現在高校の先生をしている大学時代の先輩にお願いし、近所の高校へ「押しかけ授業」をしてきた。
いつも教えることのプロフェッショナルになりたいと思って、物語を考えているのだが、今日は、ちょっと自己紹介でアドネラリンが出すぎて、持ち時間の一時間半を三十分超過してしまった。そのため考えていた物語どおりというわけにはいかなかったが、有意義で楽しい時間を過ごすことができた。