家のベランダから伊吹山という山が見える。修験者の修行の山だったという山だ。このやま、この冬ちょっと登ってみようかと思っていた。いわゆる冬山だ。いつかいつかと思っている間(いくら雪崩講習を受けたからといって、雪崩が怖いのには違いがないので雪がしまる春にと思っていた)今週を迎えた。それで数日前に九州から帰って伊吹山を望むと、伊吹山の雪が谷を残して多くが融けていて、冬山ではなくなっていた。先週の雨でだいぶ融けたのだろう。
この3月に入ってから加速度的に暖かくなった。
ところで、宇宙には-273℃(高校のときの記憶なので違うかもしれない)から何万℃という温度の広がりがある。その中で地球はいっても-60℃から50℃。宇宙の温度の幅に比べたら薄皮の厚みの幅しかない。その幅の中での春夏秋冬。-273度の話を高校生のときに聞いてから、人間はなんと温度に敏感だろうと感じ入っている。
天気予報をみながら微妙にかわる温度変化。そして確実に体もそれを受け入れる。うーん、なんとも不思議な気持ちになる。
ともかく、伊吹山の雪はとけちゃった・・・。微妙なタイミングだった。